店員が持ってきたオムツを体にあててみる。
洋服ではないのでサイズ感が分かりにくく
店員(よろしければあちらで試着できますよ)
母(オムツなのに試着なんてできるんですか?)
驚くのもむりはなく、普通は直接肌にあたるものは衛生上試着なんてできない。
このお店は試着用のオムツまで用意されてあるのだった。
試着室がオムツ交換室に兼ねている部屋へ案内される。
平日の昼間なのでここにもお客さんは少なく、ももかを安心させた。
母にスカートを脱がされようとするも、恥ずかしくて抵抗する。
(駄々こねないの)
とは言われても恥ずかしくないわけがなく…
抵抗も無駄なことにきづきスカートを脱がされてしまう。
店員はももかが、テープタイプの紙オムツをしているのがわかると
(あ、テープのオムツの方がよかったですか?)
(旧型のタイプが残ってあったんでそちら使いますか?)
ももかの当てているのは最近発売されたばかりの新タイプで、お店には売れ残った旧型が返品されずに残されていた。
母の答えを聞かずにそのオムツを取りに行った店員だったが、時間かからず戻ってくると
そのパッケージには
【超ウルトラジャンボ】
の文字が。
一見どちらが新型で旧型が分からないほどだった。
母(いいんですか?新しいの開けてしまっても)
店員(このサイズってあまり出ないから残るんですよ)
あまり出ない…
そのあまり出ない紙オムツを当てられようとされる。
身体は小さいとはいっても、中学生にもなって紙オムツを当てられることになるなんて思っていなく、さらにベビー用品店でオムツ交換されるのは屈辱でしかなかった。
(どう?)
2人が口をそろえてももかに訪ねる。
しかし黙ることしかできない。
(サイズは丁度だと思うんで、あとはパンツタイプにするかテープにするかってゆう感じですね)
店員の言葉に母も頷き、そのままスカートを履かされる。
新しいからなのか旧型だからなのかわからないが履き心地が悪くゴワゴワしている気がする。
その事に気づいているのはももかだけで、
母(学校もあるんでパンツタイプにします)
と言い買うオムツが決まった。
(早く帰ろ)
と思っていたが帰れるわけもなく
店員がたたみかける!
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