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ぬぬぬん
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ら む ね _ @部長
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第二十七話 ココロノキズ
プルルルル…
息をするのも忘れて、俺は電話が繋がるのを待つ。
ピッ…!
???『…はい、もしもし』
tt「っ…!」
繋がった…。
tt「…もしもし」
俺は口の中が乾いていくのを感じる。
???『…どちら様ですか?』
tt「…俺は…ttです」
???『…!』
電話先の相手が息を呑むのが聞こえた。
tt「あんたは…前に俺に声をかけてきた若草色の髪のおにーさんで合ってる?」
???『…合ってるよ。俺に電話かけてきてくれたってことは…話をする気になってくれたってことでいいんだよね?』
tt「…まあ」
???『そう。…それじゃあ話をするにあたり、まずは俺の自己紹介といこうかな』
sv『俺はsv。一年くらい前から5年前の事件について調べてる』
青年、もといsvさんはそう名乗る。
tt「…svさんはなんで事件について調べようと?」
俺は尋ねる。
sv『…友人だったから。…“noさん”の』
tt「…ッッ!」
その名を聞いた瞬間、体全身に電流が走ったかのように俺はビクリと震える。
tt「はあっ…はあっ…(震)」
呼吸が浅くなり、体が勝手に震えてしまう。
嫌な汗が流れる。
sv『…大丈夫?』
tt「はあっ…はあっ……ッ〜、だ、だいじょう、ぶ…」
sv『……そう。先に言っとくけど俺は別に無理に君に話をさせる気はないから。ただし、話をすることで君がどんな傷を負おうが俺は一切の責任は負わない。全部君の自己責任だ』
tt「っ…」
sv『俺はあの事件の真相を明かすため、君の話を聞きたいと思っている。話してくれたら俺からも知っていることを話させてもらうしね。でも、俺にはとても君が話をできる状態には思えない。それでも…君は俺と話す?』
tt「……」
これは…svさんなりの配慮なのだろう。
そして最後の忠告。
多分話をしないという選択をすれば俺が傷つくことはないのだろう。
でも…それはただの逃げでしかない。
俺は知らなければならない。
知る義務がある。
たとえ自分がどれだけ心の傷を負おうと。
なら…答えは一つだ。
tt「もうとっくに覚悟はできてる。…svさん、話をしよう」
sv『…わかったよ』
svさんは静かに返事をした。
sv『それじゃあ話を始めようか。まずは…tt、君が事件について覚えていることを話してもらってもいい?』
tt「…わかった」
ほんとは思い出したくない。
口に出すのもしんどくてしんどくて仕方ない。
でも…俺が自分で決めたことだから。
tt「…5年前、俺は…大切な人を目の前で失った。…俺は…救えなかった。…noさんを」
・・・
noさんは俺の家の近所に住んでいた、俺より5つ上のお兄さんで、幼い俺の面倒をよく見てくれていた。
俺にとって本当の兄のような存在で、すごく慕っていた。
誰よりも優しい笑顔で微笑んでくれて、誰よりも優しい声で俺に話しかけてくれた。
noさんは誰よりも心優しい人だった。
困っている人を放っておかず、いつも救いの手を差し伸べていた。
幼い俺にとって、憧れの存在で…俺もnoさんの影響を受けて人助けをするようになった。
ずっとずっとずっと、noさんと一緒に笑い合える日々が続くと思ってた。
でも…5年前のあの日、ゼンブゼンブ壊された。
あの日、noさんと一緒に久々に遊びに行こうって言って、外に出掛けた。
多分雑談しながら散歩でもしてたんやと思う。
記憶が一部曖昧なところがあって…何があってそうなったのかわからないけど…気づいたら俺は土砂降りの雨の中突っ立っていて、目の前には…羽が真っ黒に染まって今にも堕天しそうなnoさんがおった。
すごく苦しそうな顔をしていて…辺りには黒い霧が立ち込めていた。
何が起きているのか理解できなくて、でも苦しんでるnoさんをどうにかしてでも助けたいと思って、俺はnoさんに向かって手を伸ばした。
そしたらnoさんは、
no「ttさん、ダメです!来ちゃダメだ!!」
そう言って自ら距離を取った。
no「…ごめんなさい、ttさん。…僕、もうダメみたいです。…ttさん、これは全部僕の決断による結果です。だから自分を責めないでくださいね」
…嫌や。嫌や嫌や嫌や嫌や!!!
tt「noさん!!待って!!」
必死に伸ばした手は彼に届くことはなく…彼の姿は霧にのまれ、跡形もなく消え去ってしまった。
冷たい雨が、俺の体に容赦なく打ちつける。
tt「なんで…」
目の前で起こった出来事を俺は受け止めきれなかった。
tt「なんで!?なんでッ!?なんでこうなったッ!?」
わからないっ…わからない!わからないッ!!
でも、明らかにあれは大罪を犯した天使が堕天使となってしまう様子と完全に一致していた。
…あのnoさんが?あんなにも優しいnoさんが?本当に?
noさんが一体何の罪を犯していたと言うのだろう?
そんなのは一度も感じたことはなかった。
…でも、もし何かしら抱えていたのだとしたら…..
tt「なんで1人で抱え込むんよ…、俺に相談してくれたらよかったやん!それとも…俺じゃ頼りなかった?…ッ、うぅっ…うわああぁぁぁぁ!!!」
涙が溢れ出る。嗚咽が止まらない。
tt「帰ってきてよ…!noさん…」
・・・
tt「…正直、覚えてないことが多い。あの時のことはそれだけショックで…俺にとって深い傷となってしまっているから。…ほんまに辛い記憶は自然とないものとしてしまっているのかもしれへん。でも、今俺が覚えてるのはこれで全部」
sv『…なるほどね』
tt「どう?なんか新たな情報はあった?」
sv『まあnoさんが堕天した瞬間の様子は初めて聞いたね。そりゃ当時その場にはttしかいなかったから当たり前なんだけど。…けどやっぱ真相を突き止めるにはわからないことが多すぎるな』
tt「…例えば?」
俺は尋ねる。
sv『…noさんが堕天した理由、とかね』
tt「…」
sv『ttもわかるだろうけど、俺はあの人が大罪を犯すような人だと到底思えない。堕天したのには…何か別の要因があるんじゃないか、そう思ってる』
tt「…」
noさんが堕天してしまった理由、か。
確かにnoさんが大罪を犯すとはとても思えない。
けど…それならなぜnoさんは堕天した?
大罪以外で天使が堕天することなんてありえるのか?
sv『俺はずっと不思議だった。noさんがなんで堕天したのか。事件の直近のnoさんの様子を色々な人に聞いてみたが、大罪に繋がるような様子は一切なかった。だから俺はずっと調べていたんだ。…大罪以外で天使が堕天する要因を』
続く
〜〜〜
名前:sv
年齢:20歳
その他:5年前の事件について調べているちょっぴり怪しげな青年。noの友人。ttとは事件の真相を明かすべく協力関係を結ぶこととなる。
コメント
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くっ、noさんだったのか、、😭 もしかして、同じ状態の生徒が学校にいるとか!? mfくんが、この子は救えないとかなんちゃら言ってたから、、(ぴとによる推理でした。)