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私は、流石にそろそろ課題を進めようと思い、未だに何も書かれていない真っ白なノートに向かった。
けど……少しも頭が回らなかった。頭が真っ白になり何も考えられない。
なぜ、あの時あんな事を言ってしまったのだろうと自分を責め叩きたくなる。
『さもくんには関係ないよ。大丈夫』
………あの時は、本当に本当にたださもくんを傷つけたくなくて言っただけだった。だけど……。
「………そ、そうだよね……。ごめん。俺……自分勝手だね」
さもくんの寂しそうで悲しそうで悔しそうなあの声。きっと、無理して笑おうとしたのかもしれないけど……。逆に自分を追い詰めて、ひどくなってしまっている。私は反対にさもくんを、傷つけてしまった。
…………でも、これだけだったら私は、『やらかしたな〜。まぁいっか』ぐらいのノリだったと思う。
私が今こんなに悩んでるのは………。
昔、似たことがあって、毎日毎日、自分を責めていたことがあったからだ。
あの時は………そうだったな…。さもくん(しゃもさん)と出会って……数ヶ月後の時だった。
ーーーーーーーーーーーー
さもさん(しゃもさん)が私を拾ってくれた日から、私とさもさんは家族のように遊んでいた。
いつもいつも、遊んでくれて、時には一緒に宝探し(石探し)とかをしてたっけ。
だけど………ある日大喧嘩しちゃったんだ。
「さもさんのバカぁぁ………!何で、一緒に作ったケーキ一人で全部食べちゃうの!!」
「……ごめんね」
「…………やだ。一緒に食べるの楽しみにしてたんだもん……。私がもう一個作るから……。もうさもさんは食べないでね」
「えっ、、お、俺も何か手伝うよ!」
「…………さもさんは必要ないよ。大丈夫」
私はそう言ってから、すぐにその場から離れたんだ。
あの時は、私も大人気なかったなって思う。
もう少し優しい言い方なかったのかな、って。
………少し経ったらまたいつもの日常に戻ると思ってた。
もしかするとこの喧嘩をきっかけだったからも知れない。
………っ……
突然さもさんが 離れちゃうことになったんだ。
何でかとか理由は未だに分かんない。普通に親の仕事の関係とかの可能性が高いけど………。
さもさんに聞いても、何も答えてくれなかった。
ただ、一言だけ。
「ななっし〜、ごめんね」
と言っただけだった。
その日からずっとずっと、自分を責めて……何であんな事を言ったんだろう。
何でちゃんと思いを伝えなかったんだろう。
何で……もっと手を繋がなかったのだろう。
離れたくない。
ずっと手を握っていてほしい。
私を独りにしないで…。
もっともっと近くに居たかった……。
でも……この感情はさもさんには届かない。
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…………なんで……本当にあの時離れて行っちゃったんだろう……。
私が原因?
謝ったのは一人でケーキ全部食べちゃったから?
いや………そんなはずないと思う……けど……。
だって……さもくんはそんな事で、そんな小さいことで、故郷から、私から離れるはずなんてないと思うから……。
じゃあ、…何?
今ずっと考えちゃってる、摩理之介君と関係してる?
………そんなわけないか。
私は回らない頭で、課題へと向かった。