目を開けると見慣れた校門がある。夢だとすぐにわかった。でもいつもと違う、、、
sh「校門の外、、、?」
夢を見始めた時もここからだった気がする、、、。俺はあの時と同じように校門に入ろうとした。
kn「shk。」
校門先にはknがいた。ただ、俺が入ってくるのを阻止している。
sh「kn、なんで?」
kn「そっちの俺と何かあった?」
sh「そ、それは、、、」
kn「やっぱり。はぁー!良かった。shkも嫌じゃなかったって事だよね?」
sh「嫌な訳あるか。まぁ、その緊張はしたけど、、、」
昨夜のことを思い出すと恥ずかしくなりknの顔を見れない。中身は違えど顔は同じだから。
kn「それなら話せるかも。何で夢に出てくるのか。」
sh「え!?何でか教えてくれんのか!」
kn「教えるけどさ、、、俺の事嫌いになんないでよ?」
sh「だから、嫌いになんないって!」
kn「俺が出てくる理由は、、、俺自身の欲望のせいなんだよ。」
sh「へ?」
kn「つまり、俺がしてきた事ってのはそっちの俺がshkにこうしたいって思ってたって事。」
sh「え、、、でも今まで何も、、、。」
kn「嫌われたく無かったんだよ。」
knの顔を見ると、とても寂しそうな目をしていた。
sh「高校生なのは、、、?」
kn「shkをそういう対象として意識し出した時なんだよ。」
sh「あ、、、俺が夢に出てきたって言ってた、、、。」
kn「あん時から慎重になり過ぎてずっと我慢してた。」
sh「、、、kn」
kn「だめ。」
何故か頑なに校門の中へは入らせないようにしている。
sh「なんで、、、っ!」
kn「欲望が満たされたからこの夢はおしまいなんだ。」
sh「じゃぁ、もうお前に会えないのか、、、。」
kn「そうだね、、、。あ!shkさ実は強引なのが好きっての俺に教えときなよ。」
sh「はぁ!?好きじゃねーよ!」
kn「あとね、俺のお陰でキスは上達したはずだからshkからのキス待ってる。」
sh「余計な一言が多いんだよ、、、。」
kn「shkがさ、して欲しい事があったら恥ずかしがらず言って。それは俺もしたい事だから。」
sh「、、、うん。」
kn「ふふっ。素直でよろしい。」
knが俺の頭を触ろうとしたが、すり抜けてしまう。俺とknの目が合う。
sh「あ、kn、、、」
kn「残念。お別れだわ、、、。最後にキスだけでもしたかったなぁー。」
sh「kn、、、俺、、、そのお前に会えて良かった!」
kn「うん、俺も。shk、大す、、、」
sh「俺もっ!す、、、」
sh「、、、きっ!」
何か言いかけてた言葉を吐きながら体を勢いよく起こし俺は目が覚めた。
sh「え、、、俺、泣いてる?」
目覚めの悪さと目からポロポロと溢れる涙にビックリしていた。
sh「、、、なんで、思い出せないんだよ、、、。」
何故だかわからないが涙が止まらなかった。
時間が経っても思い出す事は出来ず、次第にこの感情も薄れてくる。
sh「あ、そうだ、、、今日はknが家に来るって言ってたし、準備しないと、、、。」
身だしを整え、部屋を片付けて迎える準備万端だ。
sh「もう、そろそろかな。」
会える時間が近づくにつれてknへの感情が溢れ出し伝えたい言葉が浮かび上がる。
有難う
ごめんね
大好き
会ったら、どの言葉から伝えようかな
最終話 終わり
コメント
2件
素敵な作品ありがとうございます😭