テラーノベル
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目覚ましの音が遠くに聞こえる
俺はまだ眠たい目をやっと開け、スマホの目覚ましを止めた
ボヤける視界で時間を見る
10時
どうやらちゃんと起きれたようだ
隣を見るとスヤスヤとまだ寝息を立てる水無瀬の姿がある
コイツ‥‥
勝手にうちに来て俺が仕事だって言うのに呑気にまだ眠る気か?
そう思うと少し腹が立ち、俺は水無瀬の鼻を指で挟んだ
「ふがっ‥‥ん‥‥‥‥」
「水無瀬」
「‥‥‥‥‥‥」
「‥‥水無瀬?」
「‥‥‥‥‥‥」
「コイツマジか‥‥」
鼻を手でかきながらまだ眠っているようだ
もう一度鼻を摘んでみるが手で払われて起きようとしない
いや、俺だってこんな事してる暇はない
「おい、水無瀬」
「水無瀬!」
「‥‥‥‥ん?」
「起きろって。俺支度済ませたら家出るけど」
「ん‥‥‥‥行ってらっしゃい」
「行ってらっしゃいじゃないよ‥‥お前も出るんだよ」
「ん‥‥分かった」
寝ぼけてる水無瀬を他所に俺は支度を進める
もう出ないと電車に間に合わない
荷物を確認してもう一度寝室を確認する
「おいコイツマジか」
「‥‥‥‥‥‥」
「なんで寝てんだよ!俺間に合わなくなるって」
「‥‥‥‥ん?」
「ん?じゃないよ‥‥ったく」
俺はリビングに戻り合鍵を手にした
そしてまだ眠る水無瀬の手に合鍵を握らせる
「これ水無瀬に渡しとくから。無くすなよ?」
「うぇ?‥‥なに‥‥こや」
「この家の鍵だ。俺はもう時間だから行くよ。ちゃんと戸締りして行ってくれよ‥‥分かったか?」
「‥‥‥‥分かった」
「‥‥‥‥マジで不安なんだが」
「これで締めて帰れば良いんでしょ?」
「無くすなよ?」
「分かったって」
「じゃあ本当に行くからな?」
「ダイジョウブ、ダイジョウブ」
「やめろ、その言い方‥‥不安を助長するなよ」
「行ってきますのチュウしてくれたら目が覚めるかも」
「時間ないのにうるさい奴だな」
そうは言ったものの、俺はイタズラ心が疼く
俺はまだ寝ぼけてる水無瀬の顎を指で掬い上げて唇にキスをした
「‥‥こっ、こや?」
「目が覚めたか?」
「‥‥‥‥覚めました」
「戸締りよろしくな?」
「はい‥‥わかりました」
間の抜けた顔を見て笑いながら俺は部屋を出た
打てば響くおもちゃみたいで水無瀬はかわいい
まぁ、このままあの鍵くれてやっても良いかもな
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コメント
2件
//(=♡V♡)//きゃぁぁぁ こやのイタズラは水無瀬に効果バツグンだぁぁぁぁぁ.ᐟ.ᐟ こやってばまじで本物のツンデレって感じ!♡師匠Love( ˶ˆ꒳ˆ˵ )