コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
カイ潔:🥀🌱
天使・悪魔パロ
あてんしょん✳︎
これはブルーロックのBLノベルです。
ミヒャエル・カイザー×潔世一(🥀×🌱)でお送りする堕天使・悪魔パロディです。
原作殆ど無視しております。
キャラのネタバレが含まれております。
キャラの口調.性格.関係性すべてバラバラになっております。
r18です。
下手くそ注意です。
🥀:堕天使 🌱:悪魔
🥀→→→ ←🌱
🌱〜上級悪魔・カイザーとは一応仮契約を行なっている。(本契約は都合上出来ない。)
昔、偶々天界に要があった為、出掛けていたところ、酷い怪我した天使のカイザー(子供)に出会い、治癒をしたところ懐かれた。(無自覚)
だがだいぶ昔だった為、成長したカイザーの事を憶えておらず、ただの堕天使だとしか思っていない。
カイザーの魔力が大好物。
🥀〜元上級天使。潔とは仮契約中。(本契約を無理矢理にでもしようとしている。)
昔、仲間の天使にいじめられ、怪我を負わされていた所を、悪魔の潔に助けてもらった。
そこから潔に惚れ、アプローチをするが鈍感過ぎて気づいてもらえなかった。
そして成長し、上級天使になり、いじめていた奴等に復讐(殺した)事で天界から追放され堕天した。
潔にまた会えたが本人には憶えてもらえてなかった。(思い出してもらう予定。)
🥀→『 』 🌱・モブ→「」
ミヒャエル・カイザー:イサギ・ヨイチ
はじまり
ドカッドカッ
「お前いつも良い子ぶってんじゃねぇよ!」
『…っ』
痛い…、
『…、(泣)』
「うわ~、ミヒャエルが泣いた~、!不幸が起こるぞ~」
仲間の筈のこいつ等は俺を蔑んで、ゲラゲラと笑う。
ずっと変わらない。
こいつ等はいつまで経っても俺への侮辱行為を辞めなかった。
「今日はもう帰ろ~、飽きてきた~」
「そうだね~」
あいつ等は、俺の事を見向きもせずに”飽きた”と言う理由で、勝手に帰って行った。
『…』
…本来天使は仲間と助け合い、調和し、支え合う生き物だ。
だが、たまにこう言うクズみたいな性格の奴等が生まれる。突然変異体、と言うものだろうか。
俺は生まれながら特別な才能が無い。他の奴等には、恵まれた特別な才能がある。
きっとそんな何も無い俺をあいつ等は下に見て、いじめてきている。
『クソ…、』
俺に特別な力があったなら、
俺に特別な才能があったなら、
俺に特別な能力があったなら…、
あいつ等を簡単に殺せるのに…、あいつ等に目なもの見せてやれるのに…、っ
そんな事を思っていると、ふと俺の上に影が出来る。何だと思いながら上を見ると、
『………!!』
悪魔が此方を見ていた。
「…、」
じっと、青く透き通る様な瞳が此方の姿を捉えている。
『…何だ、クソ悪魔…俺は見せ物じゃねぇぞ…』
かなり強めにそう言うと、元々大きな眼が更に大きく開くと同時に其奴の唇が動き。
「お前、怪我して抵抗もできねぇのによくそんな事言えるな、逆に尊敬するわ」
思っていたよりも低いその声。とても柔らかな表情。あいつ等とは違う、別の気持ちがこもっている様な気がした。
『…悪いかよ、別に、お前が俺を今殺しに来たら逃げれば良いだろ…、』
「ふーん、そんな状態で逃げれるのか?お前」
其奴は不敵にニヤッと微笑み、俺をまた見つめた。
『俺をクソ侮るなよ…、』
俺は怪訝な顔でそう言うと、無理矢理体を起こし立ち上がろうと、足に力を入れたが。
『…、』
「力入んねえの?」
図星
「…ぷははっ!!(笑)図星かよ、お前面白えな!、」
『…!』
此奴は少し腹を抱えて笑った。あんだけ言っといて何も出来なく笑われた、恥をかいた。…いや、でもこの笑いは、嫌じゃ無い。
「しょーがねぇ、治癒してやるよ(ニッ)」
『ちゆ…?』
「少しじっとしてろよ?」
無邪気に笑い、俺にそう言うと、其奴は何かを唱え始め。
「❇︎✴︎.~*…、」
すると俺の体の傷が癒えて行き、体がいつもより軽くなった。
『…!!』
急に軽くなった体に驚き、勢い良く、立ち上がるとバランスを崩してしまい、癒してくれた其奴にぶつかってしまう。
『うぁ…ッ、』
「っと…!じっとしてろって言っただろ!」
少し怒った様にそう言う彼の顔はとても綺麗で、大人とは思えない子供の様な顔だった。
『…お前、名前は、?』
「え、名前…?、えーと…イサギ、」
『イサギ、』
多分、これは上の名前だ。下の本名を出すと悪魔は本名を読んだ相手と”契約”と言うものをしてしまうらしい。
『俺は、カイザー…ミヒャエル・カイザーだ』
「カイザー、…良い名前だな」
イサギはしゃがみ込むと、そう清々しく笑い、俺と視線を合わせる。
「んじゃ、俺は用事あるから、もう行くからな」
俺から目線を逸らし、立ち上がると、手を振り、去って行こうとした。
『ま…て…、まて!!』
「…?」
『…その、いつか…俺が大きくなったら…、お前を…イサギを迎えに行く、から、その時まで…、俺を、憶えてろ…!!』
「…、」
イサギはまた驚いた顔をすると、自然と笑顔になり。
「嗚呼、憶えておいてやるよ」
そう、俺に告げ、空へ羽ばたいて行った。
一話:俺の光
終わり