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片思い

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片思い

13 - 第8話 あの子の好きな人

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2024年04月20日

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立原視点

俺には好きな奴がいる。




中学校の入学式の日

その日は小学校からの先輩から逃げていた。理由は単純。柔道部に入れ、とうるさいから。

人混みから少し離れた場所。


「ここまで来れば大丈夫か…」


ガサガサッと、その瞬間近くから音がした。



先輩に見つかってしまったのか?!


と、俺は思い近くの茂みに隠れた。

すると、そこに来たのは


白い髪で先端だけ赤く、耳に鈴をつけた少年、条野だった。


俺は条野をみて数秒固まってしまった。


綺麗だ…。彼の周りを舞う桜、


そして何より彼が。




その瞬間、俺は条野に恋をしてしまった。

所謂、一目惚れというやつだ。


俺がその場から動いたのは条野が去ってから数分後だったと思う。その時は、初めての感情に驚いて何も考えられなかったんだと思う。


俺は…、あの人に一目惚れしたのか?

いや…でも相手は男だぞ?そんな事あるわけ…。


俺は自分は別にあの人の事を好きじゃない、あれは錯覚だ、と言い聞かせた。

でも、そうする度に心は違うと叫んでいた。

それに俺は気づかない振りをした。



俺は気を取り直して自分の教室に向かった。


まぁ、初めての場所で一人で教室に行こうとした俺がバカだった。


ヤバイヤバイ。迷ってしまった。そこら辺に居る人に聞くか?いや…でも、全員忙しそうだし…。


「大丈夫か?」

「フェッ?!」

驚き過ぎて変な声が出てしまった…。

恥ずかしい…////。

「えっと…、何でしょうか?」

「いや…ただ、困っている様だったから」

その人は黒い髪に頬に3つのマークがついていた。鐵腸である。


頬のマーク、わざわざ墨とかで塗ったのかな…。


俺はつい、間抜けな事を考えてしまった。

いや、だって気になるじゃん?!


「どうした?俺の顔に何かついているのか?」

「いえ!何もついていません!」

「!そうか、なら良かった」

彼は一瞬驚いた様な顔をしたがすぐに、微笑むような笑みを浮かべた。


鐵腸(俺にも…こんな時があったな…)

「話は戻るが…、何か困っているのか?」

「えっと…はい。実は…」


彼に事情を話すと、彼は教室の場所を案内してくれた。そして、お礼を言って別れた。


教室に入ると1箇所だけすごく注目を浴びている所があった。そこには、先輩から逃げていた時にあった少年がいた。その少年を見た瞬間、俺の心臓は高く鳴り出した。それはもう、俺が彼に恋をしているという何よりの証拠になった。


錯覚でも何でもなく、

俺は本当に彼が好きなんだ…。



俺は先生の話の時なども全部上の空だった。頭の中には、俺の3つ前の席の彼、条野の事しかなかった。






つづく




あとがき

何か…立原視点が長くなった。次回もまた立原視点です。

いやー立場の好きな人が遂に分かっちゃいましたね。これからどうなるんでしょうね。楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))。てゆうか、立条のタグつけといた方がいいかな…。よかったらコメント下さい。来なかったらルーレットで決めます。

それでは次回また会いましょう。

ヽ(・∀・)バイバーイ

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コメント

1

ユーザー

めちゃくちゃ続き気になります! 立原(இдஇ`。)

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