いつもの日々に手を伸ばす

数時間後

恵奈   あ。花火始まっちゃった。……綺麗だな…

恵奈  あぁ何してるんだろうなこれじゃあ病室にいた頃と変わらないよ。来年は見れるかな。再来年で「             」

花火の音と重なる。

恵奈    不公平な世界….

数十分後

恵奈   あ！類〜

類     お！やっとみつけた。

恵奈   ごめんね。途中ではぐれちゃったからもう20時になっちゃった。

類   では、行こうか。

恵奈  …うん。

類     大丈夫かい？

恵奈   え？あ、う、うん、大丈夫

類    おんぶするかい？

恵奈  大丈夫だって

類   怪我をしているのだろう

恵奈   気づいてたの？

類   あぁ、歩けるかい？

恵奈   ….

類が恵奈を、おんぶする

恵奈   ！？

類   痛いのなら僕がおんぶして連れていくさ

恵奈   …あり、がと

えむ    あ！恵奈ちゃん！

寧々    どうしたの？目腫れてるよ？あとなんでおんぶされてるの

恵奈    え？あ、、擦っちゃったからだと思う。そして足下駄ズレしちゃって歩けなかったから

司      あまり目は擦らない方がいいぞ！

恵奈    ありがと。司

色々と話して数十分後

恵奈    もう遅いし帰ろうか。

寧々    そうだね。

司      それじゃあ、俺と恵奈は家が近いから送っていくな

恵奈   ありがと。司  またね。類、寧々、えむ

類 寧々 えむ    またね

帰り道

司      なぁ恵奈

恵奈    ん？なあに

司     恵奈は、類のことが好きなのか？

恵奈   …..！？..分からない。

司     なぜ分からないんだ。

恵奈    好きって言う気持ちがよく分からないの

司      それは難しいな….例えば、ある一定の人と喋っているといつも笑顔になるとか…？

恵奈    なるほど？でも私笑っているのかな。

司      む？なにを言っている。恵奈はいつも笑顔ではないか？

恵奈   もし、そうだったら分からないじゃん…..笑でもそうなのかな。

司      …..なにかあったら誰かに言うんだぞ。

恵奈    うん。それじゃあ、私ここだからありがと。

司      またな！

恵奈の家にて

恵奈  …疲れた