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2件
めっちゃうまくてめっちゃ泣いた
※閲覧注意!R14です!そして本人様達には全くもって関係の無い話でございます!!
それではどうぞ!
数分後 家
hr「………」
…ッ不破さんは、どうしてこれを……っ
僕、これ欲しいって言ったの随分前だよ?
なんでッ…なんでずっと覚えてたの……?
しかも、不破さんのカバンからも色違いのやつがあったし…
…っ、こんなん…っ
hr「こんなんッ…結婚指輪みたいじゃんか……」
hr「…っッッ」
……あ…そういえば、もう配信の時間だ……
hr「………」
…ま、気を紛らわせることでも出来ればいっか
数分後
hr「…みなさん、はろはる。にじさんじ所属バーチャルユーチューバー甲斐田晴で〜す!」
コメント “はろはる〜!”
“なんか元気なさげじゃない?”
“無理したらアニキに怒られるぞ〜?w”
hr「そッ、そう…だね……アニ、キ……に…」
hr「……っッ」
コメント “ふわっちとなにかあった?”
“もしかして喧嘩中?”
“兄弟喧嘩か…!?”
hr「ぁ…ち、違うわ!」
コメント “じゃあ、なにがあったの?”
hr「え、えっと………」
コメント “え?もしかして結構深刻めなやつ?”
“無理に言わなくてもいいからな!”
hr「きょ、今日は一段と優しいなお前ら!?明日地球滅んだりしない!?」
コメント “あ〜あ、人がせっかく心配してやってんのにな…”
“やっぱ甲斐田はいじられた方が美味しいもんな〜?”
hr「んなこと言っとらんわ!」
…うん、大丈夫。なんとか取り返せた
この調子でいつも通り……
コメント “なぁなぁ、みんな!ニュースでふわっちが亡くなったって話題になってるぞ!”
hr「っあ…」
コメント “ぇ、嘘?マジで……?”
“もしかして甲斐田が暗かったのって、そういうこと…?”
“お〜マジ?なにで死んだの?w”
hr「……っ」
コメント “は?全然笑い事じゃねぇんだけど?”
“だって嬉しいじゃん。自分の嫌いな奴がいなくなったらさ”
hr「…っ!!」
ッダメダメダメ…っ、こんなんに反応しちゃダメ…
こんなコメントは無視して……
コメント “お前はそうかもしれねぇけど、他の人は違うんだよ!”
“てかそんなの書かないで心の中で思っとけよ”
“酒とつまみ買ってこよっかな〜ww”
hr「ぁ…あ……っ」
コメント “あ゙?人が亡くなったのに、なに呑気に呑もうとしてんだよ”
“それ、俺らだけが言われること?w”
“そ〜だそ〜だ!お前だって見ず知らずの誰かが亡くなってる時、呑気に呑んでるかもしれねぇじゃん!”
hr「……っ」
コメント “結局みんな、誰が死んだってどうでもいいんだよ”
“だってそうだろ?テレビとかで見ず知らずの人が亡くなったってニュースが流れても、自分には関係ないって思うだろ?”
“それと同じ、俺らにはどうだっていいんだよ”
hr「…っッ!!」
hr「……っッッ」
…なにも……言い返せない……
確かにそうだ。ニュースで流れてきたって同情するぐらいで、どうでもいい
僕の配信を見てくれてて、だけど事故とかで亡くなったって名前も知らないから分からない
だからテレビで流れたとしても分からない
……そう思うと、有名人って羨ましいよね……
その人1人亡くなったら何日間も大袈裟に報道されて、たくさんの人が悲しんでくれて…
他の人達だって毎日毎日、一生懸命頑張って仕事やら家事やらして苦労してるのに…
なんで有名人だけ特別扱いみたいな感じなの…?
そんなの、ただの差別じゃん…
hr「…ねぇ、みんなは僕が死んだら悲しむ?」
コメント “そりゃあ当然、悲しむよ!”
“でも、さっきの話聞いてたら分かんなくなっちゃった…”
hr「…そっか……」
hr「ごめんね!急にこんなこと聞いて!」
hr「僕、今日配信出来そうにないから終わるね」
コメント “ゆっくり休んでね?”
“またね〜”
hr「…うん、またね」
ピッ
次の日 病院
ガラガラガラ
hr「やっほ〜不破さん、また来ちゃった」
fw『………』
hr「…ねぇ、不破さん」
hr「不破さんがこれを買った理由って、なに?」
fw『………』
hr「今日は誕生日でもないし記念日でもない…」
hr「なのになんでこれを買ったの?僕が欲しいって言ったからだけ?」
fw『………』
hr「…不破さん僕、知ってるよ?」
hr「__本当は生きてるってこと」
fw『………』
hr「もしかして理由も言わないとダメな感じ?ふふっ、いいよ。言ったげる」
hr「そんなの簡単。普通、亡くなってたら病室になんて連れてこられないでしょ?」
fw『………そうやな……』
fw『さすがに、分かってもうよな…』
fw『てか、なんで分かってんのに配信で言わんかったの?』
hr「あはは、もしかして見てた?」
fw『まぁな…で、お前の質問に答えてやるよ』
fw『俺、お前と結婚したいと思ったんよ』
fw『そうすれば、もうお前を悲しませずに済むと思ってな』
hr「…じゃ、質問を変えます」
hr「どうして死んだフリなどしてたんですか?」
fw『…そうすれば、甲斐田は俺の事を忘れて幸せになってくれると思ったんや』
fw『悲しませてばかりの俺じゃなく、他の誰かなら、どんな時でも甲斐田を喜ばすことができるんじゃないかって…そう思ったんや……』
hr「……ばっかじゃないの…」
hr「不破さん。僕は今までも、そしてこれからもずっと不破さんと一緒にいたい…!」
fw『でも…それじゃ……』
hr「どんなに悲しい思いをされてもいいよ!!」
fw『…!』
hr「だから…これからも、ずっと一緒にいて」
fw『……ふはっ…』
fw『分かった。じゃ、行こか』
グイッ
hr「え、?あぁ、ちょっ…!」
屋上
fw『っはぁ〜!気持ちいい〜!』
hr「ちょ、不破さん…急になんですか!」
fw『ん〜にゃ、甲斐田ちょっとこっち来て』
hr「えぇ〜?なになに……」
fw『なぁ、晴』
スッ(跪く
hr「え……?」
fw『俺と結婚してくれへんか?』
hr「…!もちろん、いいですよ」
hr/fw「『じゃ、逝きましょうか/逝こか』」
hr/fw「『…!あははっw/にゃははw』」
hr「__はい。足元、気をつけてくださいね」
fw『ん〜』
hr「それじゃ、逝きますよ?」
fw『…な、晴』
hr「はい?」
fw『最後にちゅ〜…せぇへん?』
hr「…!ははっ、ちゅ〜だなんて可愛い」
fw『…ダメ…?』
hr「ううん、良いですよ」
チュッ
fw『ん……ん…んふっ』
hr「ふっ……ふふっ、湊か〜わい」
fw『う、うるさい…』
hr「天国で一緒に幸せになりましょうね、湊」
fw『…!そうやな、晴』
シュュュュュュ~~~~~………ドザッ
数分後
ty[……このバカやろう……]
kg〔…剣持さん〕
ty[分かってるよ。社長も、辛いよね…]
ty[だから……さ…?]
kg〔…!…お2人に怒られても知りませんよ?〕
ty[いや、その前に僕らが説教する]
kg〔あははっ、そうですね…私達をこうした罰を与えなくてはなりませんね〕
ty[じゃ、決まりね]
ty/kg[〔一緒に、逝こ/逝きましょう〕]
このアニコブの死により、にじさんじライバーによる度重なる死亡事件が起こったとさ__
ありがとうございました!