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もう前回神すぎてます涙好きすぎてます、結婚しましょう
注意事項
・fwak
・fw→大学2年 ak→大学1年
・吃音症に触れてます
fw→「」 ak→『』 モブ→【】
Fw視点
しばらく待ったけど明那が来ない
嫌な予感がして全力で探した
その予感は見事に的中する
男が汚らわしい獣のように
明那に襲いかかっている
怒りに任せて殴りこもうと思ったけど
少しの理性が俺を止めてくれた
繰り返してもなんの意味もない
証拠がなければ終わらないと気づき
明那に申し訳ないと思いながらも
スマホで全ての出来事を撮影した
「その手離せ」
男は明那の身体を素早く手放し
後ずさりして逃げようとする
「動画撮ってる、お前の顔もばっちり」
【は!?意味わかんねえ…….っ】
証拠がある以上何も出来ない
その事実に男は相当焦っているようだった
【な、なんでそんな奴庇うんだよ”!!】
「…….大切だからだよ」
そう言って明那の目をじっと見る
離れられるわけがない
放っておけるわけがなかった
明那の隣は俺がいい
「お前らとはもう関わらない
次、明那に近づいたら…….分かってるよな」
すっかり怯えきった様子の男は
もう俺達に関わることはないだろう
「あと、明那に謝れ」
【….すまん…….ヒッご、ごめん!!ごめんなさぃ】
明那の手の震えは止まってない
2度も男に襲われて
トラウマにならない訳がないんだ
今すぐにでもボコしてやりたい気持ちを
グッと抑えて明那の手を握る
『…….許せない、けど
ふ、ふわっちはいい人だから
一緒にいたいって気持ちは…….分かるよ』
どこまで心優しい子なんだ
明那への想いは強くなるばかりだった
俺の上着を着せて
ヒョイっとお姫様抱っこをする
明那は驚いて恥ずかしがるも
少し経ったら安心したのか静かになった
「…….ごめん
こんな方法でしか助けられなくて」
『ふわっちは謝らなくていいでしょ』
『…….ありがとう、来てくれて』
うっすらと笑みを浮かべる明那
その笑顔に俺は安心して肩をなでおろす
身体を休めるために帰ろうと言ったけど
どうしても公園に行きたいようだった
ベンチに2人で座って
初めて会った時どう思ったかとか
今と印象変わったかとか
たわいもない話をして笑った
『俺ね、吃音症でさ
話し方散々ばかにされてきたから
すっかり慣れてたわけよ』
残酷で忌々しい過去の出来事も
全部俺に打ち明けてくれた
普段は明るく笑ってた明那に
こんな過去があったなんて知らなくて
胸が痛く締め付けられた
最初警戒していたのもそういうことだろう
何度傷つけられたかなんて計り知れない
幼き少年の心は無駄に早く大人になったんだ
俺にはその過去を消し去ることができない
でも未来を明るくすることはできるから
明那が俺で笑ってる姿を
ずっと隣で見てたいな〜なんて
「俺、明那の歌声好きだよ」
『…….歌声ね〜………….歌声だけかぁ』
あまりにも可愛い返事がきて
耐えられずフハッと吹き出してしまった
「好きだよ、明那」
『っ…….俺も、好き』
明那の目から涙が零れ落ちる
俺はその涙にキスをして
そのまま唇にもそっと触れた
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
あまりに良い、可愛すぎるぞ2人とも
akは絶対に涙脆い異論は認めます
でもfwも泣かせたいから容赦はしないぜ!!(🦊)
続く⬇️