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今日もまたキミを待っている
時間はとっくに過ぎてる
「ごめんね」
っていう一言も無しに
ずかずかと坂を上る
私は見えてないの?
私は役立たずなの?
気をつけてるつもりだよ
これでも、これでも・・・
キミの声なんか聞きたくない
姿なんぞも見たくないし
だけど、それでも、キミが光りだす
目が焼けそうで
また下を向く
昨日も残らされて
時間なんか言われず
「何もない」
っていう一言を残し
ずかずかと階段を降りる
私は必要なの?
私は何役なの?
寄り添ってるつもりだよ
それでも、それでも・・・
キミの夢なんか聞きたくない
理想なんぞ踏み潰したいし
だけど、それでも、キミが走り出す
足が痛みそうで
また足を止める
「可愛いね」
「優しいね」
「ありがとう」
「いつもだね」
あぁ、神様こんな人が
なぜ・・、なぜ、なぜ!
称えられるの!!
あぁ!
キミの存在を認めたくない
顔なんぞも拝みたくないし
だけど、それでも、それでも!
キミが目を光らせる
胸が痛みそうで・・
また零れ落ちる
その前に、
キミだけは・・・
トドメヲサシテイク