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「ウルタール」「ウルタシュ」という地名があり、ここは元々ウシャルと呼ばれる場所だったのが後に地名が変化したものです。ウルタールではかつてウルタンという名の偉大な魔法使いがいました。その力を恐れて人々は彼をウルタシュと呼ぶようになり、やがて彼自身もまた自らをそう呼ぶようになったと言われています。
なお、彼は猫の守護者であり、ネコサランマンとして崇拝されていました。そのため彼の像にはよく猫の顔が描かれるのですが、中には人間の顔を描くものも少数ながらあるそうです。ネコサランマンは猫の化身とも言われていて、その姿を見るだけで病気になったり、不幸に見舞われたりするのだと言い伝えられてきました。
彼は悪魔祓いと魔術に長けていたので、人々のために多くのことを成したのです。特に有名どころと言えば、「死者の魂を現世に呼び戻す術」(蘇り)、「未来予知」などが有名でしょう。これらの魔法を用いて彼は様々な事件を解決しました。
ある時、彼は自分が死んだ後どうなっているかを知りたくなって「未来を視て欲しい」と魔術師に依頼します。
魔術師は占いの結果を伝えるために呪文を唱え始めました。ところが途中で魔術師はその声が出なくなってしまい、ついには倒れてしまいます。実はこの時すでに悪魔が入り込んでいて、彼に呪いをかけようとしていたのだと伝えられています。
ウルタールでは魔術師が死んだ後も、彼の霊が現れると信じられており、夜中になると、道行く人々の前に突然現れて警告をするのだとか……
他にも魔術師や魔女は悪の象徴とされ、彼らの墓は町の城壁外にあることが多いらしいですよ! 魔術によって怪物を生みだし町を襲ったとかそんな伝説もあるそうで……こわいですね!