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多分きっとあと4話で終わります多分
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ガヤガヤ、ワイワイ
人の笑い声と話し声で溢れかえっている街並みを歩く。
実に数ヶ月ぶりのこの場所は何ひとつ変わりない姿のままであり少しほっとした。
陸海国
陸と海、両方をもつ自然豊かな国である。
今時他国では技術が発展していく反面環境汚染などが問題視されており山や海はどんどん行き場を失っているらしい。
そんな中陸海国では今も昔と変わらず自然豊かで緩やかに、しかし確実に技術発展をしている珍しい国なんだとか。
先代…お父様の時に始まった10年計画が今もなお実行され続けているためそういうふうになっている。てんの国も同じ方法で国を進めているらしく他国からは姉妹国家なんて呼ばれているらしい。
まあ実際に姉妹なんだけど。
世界にはそのことを公表して居ないため言うなれば身内だけの秘密事項というわけだ。
「パンはいかがですか〜?焼きたてですよ〜」
「今朝採れた新鮮な野菜はどうかねー!子供でも食べれる美味い野菜だぞー!!」
市場通りを通ればさらに人の数は増え、住民だけで無く観光客も両サイドに続く市場を楽しそうに物色しながら歩いている。
市場通りを横切ればそこには農地が広がっており季節によって様々なものが農家によって育てられている。
一度ここへ寄った時はちょうどトマトの収穫時期で1つ分けてもらったことがあるが採れたてなこともあってかすごく美味しかったのを覚えている。
農地から再び市場通りへ戻り反対側へ行けば今度は海と港が広がっている。
港には大きな貿易船が数隻止まっており荷物を下ろしているようだった。
旅に出る際、この貿易船に乗せてもらおうか迷ったが万が一バレるとその場で海に流されるのでやめておいたのだ。
彼らは仲間意識が高く貿易商としての自分に誇りを持っているため彼らの気に触れるようなことをすればそれ相応の仕打ちが返ってくるという訳だ。
本当に何も変わらない国を一通り見て回った。
「やっぱり、要らないのかな、?」
「………ん?」
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「王様っぽい声が聞こえた気がした?」
「そーなんだよ、街のえーっと…パン屋ら辺で!」
「本当に?」
「一応今カメラを見ていますがそれらしい人はどこにも……」
「やっぱり聞き間違いだったとか?」
「いや!俺が聞き間違える訳無いだろ!」
「でももし本当に王様なら凄いことじゃない!?」
「…でもなんで今まで声も姿も見てないのに急に?」
「うーん…心配になったから、とか?」
「王様心配性だもんね、ありえるかも」
「あのパン屋王様のお気に入りのお店でしょ?もしかしたら食べたくなっちゃったのかも!」
「確かに…パンだけ生活とかしてた人だし…」
「何はともあれ、声が聞こえたってことは生きてるって事だし捜索隊、増員させてもいいんじゃない?」
「俺の所とそらの所からまた人増やしとくわ」
「私ももう少し王様と一致する人が居ないか調べてみます」
「じゃあもくとらめるは王様が帰ってきた時にとびっきり美味しいご飯が食べられるように準備しなきゃ!」
「双子の秘伝レシピで王様を出迎えるんだ!」
「「おー!」」
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次回「強行突破」
〈歴史好きうにのマル秘ネタ帳〉
10年計画の元ネタは五カ年計画をオマージュしたやつです(ヨーロッパ史が大好きなんやbyうに)
五カ年計画はソ連さん(スターリンさん)が5年間で達成すべき目標とその方法について定めた長期的な計画のことです
具体的には重工業中心の工業化と農業の集団化をやってたらしいです
(日本も似たようなことをやってます)
まあ、ソ連さんはWWII(第二次世界大戦)によって中断しちゃいましたが…戦後はまたやり始めたそうですよ
全部で第12次まで進めたそうです
ソ連さん流石です!
ちなみに、スターリンさんが書記長になった時に始めた計画らしいですよ
そういえばそうと…wrwrd!の豚のあの人も書記長さんですね
おそらく元ネタはスターリンさんだと思います
動画でも結構言ってたし。
「スターリン悪く無い、トロツキーが全部悪い」
的なのhoiの時よく聞いたな…
雑談はおいといて、、
ばいうに〜