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味覚が戻ってこない。それに体が重い。痛い苦しい。
「あー、病み上がりだね。」
「病み…上がり…?」
病み上がりのせいでまともに生きていけない気がしてしまう。そんな暗い気分では何も手につかないのだ。体を勢いよく起こし、ぐっと力を入れる。
「んー、海いく?丁度、波も穏やかだし。」
友達が誘ってくれた。喜んで海に遊びに行った。その声に連れてかれたかのように海に着いた。
「わー、凄く綺麗だね。」
「でも、切ないね……なんか、沈んでいく太陽が海に吸収されていってるみたい。」