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「別に、今までのままでいいんじゃない?道場では真剣に、俺には技をかけない、女の魅力はある、ってとこでしょ?」
「ん?二番目と三番目をもっかい言って?」
「俺には技をかけない。女の魅力はある」
「技はこれからもかけさせてよ。女の魅力ってのは?だってあたしだよ?(笑)」
「自覚してよ…技をかけたら大体胸が当たるじゃん。試合じゃないから抵抗する必要もないし、手加減までされてたら、ただおっぱいを押し当ててるだけだからな」
「んなっ!そんな風に思ってたのか?」
「そりゃ思うだろ?そういう年頃だぜ?俺」
「ん?…じゃあバラさずにやられときゃ、胸を当てられ放題だったんじゃん?あ…あたしのなんかいらないか」
「そんなことない!けど…姉ちゃんの友達だし、エロい目で見たくなかったし…それに一応申し訳なく思ってはいたからさ」
「弟くん、お前いいやつだな」
「そんなことないだろ」
「いや、素直に言ってくれてよかったよ。よし、じゃあこうしよう。あたしはこれからも弟くんに技をかける」
え~
「で、その時は弟くんはあたしのことをエロい目で見てもいいよ。胸もまぁ、あたしんでよけりゃ楽しんでくれ」
え?
「それでいいの?」
「まぁあたしが一方的に技をかけたいんだし、お詫び、お礼、ご褒美のどれなのかはわからないけど、弟くんがいい目を見てもいいっしょ?(笑)」
「本人公認か…」「そ、別に組み手中はどこ触られても気にして来なかったし」
「じゃあ…まぁこれからも時々ならいいよ…技かけにきて」
「よし、じゃあ祝いに何をかけられたい?決めていいよ」
「なんだよ祝いって(笑)早速やんの?姉ちゃんが探しに来るかもよ?」
「いや、あの本の厚みは絶対今日じゃ読み終わんないよ。このまま帰ってもカガミーは気にしないと思う」
姉ちゃん…友達来てるのに何してんだか…
「ってもかけられたい技なんてないから。いいよかけないで…」いや、「何でもいいの?」
「おっ?あるか?」
「縦四方固め…じゃないな、上四方固め」
「マニアックだな…あ!弟くん、お前!」
だめだったか?
「お前、そんなエロかったんだな(笑)ごめんな、今までホントに我慢してたんだ」
さすがだな、技名でこちらの望みを見抜くとは。
俺が知る技の中で一番触れる場所と密着度がヤバい技だ。なんならこれで嫌になって、もう技をかけない、と言われてもいい。
「よし、じゃあやるか」
「もし俺が抜けられたら技をかけにくるのを減らしてよ?」
「なんだ欲がないな。触ってもいいって言ってるのに」
「やっぱ少しは恥ずかしいんだよ」
「ふ~ん。ま、抜けられたら聞こうか」
ベッドに仰向けになる。
アキさんは俺の頭側から覆い被さり抑え込む。
胸は腹に押し付けられ、目の前にはアキさんの股が来る。そういう技だ。
「腕まで極めたら絶対返せないから腕はフリーでいいよ」
「優しいじゃん。じゃあ返せるかな」
「言うじゃん(笑)じゃあ、始め!」
ぎゅっ、と力が入れられる。うん。これは動けないな。冷静にあちこち体を動かしてみる。
もともと正攻法で返すつもりはなかった。
エロいことをして、怯んだ隙に抜ける予定だ。