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「なぁ、別れよ」
そう言って私は振られた。
「なんで?」
もちろん私は理由を聞く。
「お前と付き合っててもつまんねーし、」
そういった君はどこか遠くを見ていた。
「そっか、笑」
私は頑張って笑う。
「じゃあ、元気でな」
“付き合っててつまんない”とか言ったくせに
“元気でな”って言われて不思議に思った。
「うん、そっちこそ元気で」
こうして、私達は確実に別れた。
数日後、君のお母さんが家に来た。
「○○の母です」
と言いながら、
「渡したいものがあって、お時間大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ」
そう答えた。
「これ、○○からです」
君からの手紙、少し…いや、すごく気になった。
手紙の中身を見てみた。
そしたら、こう書いてあった。
“大好きな貴方へ”
付き合っててもつまんないとか言ってごめん
あれ、うそだよ
今でも大大大好きだ
でも、俺もうすぐ○○との記憶無くしちまうんだ
1番大切な人の記憶を無くすらしいからさ
ごめんな。
そう書いてあった。
そこで私は泣きじゃくった。
1時間くらい泣きまくった。
「あーあ、涙のせいで君からの手紙ぐしゃぐしゃになっちゃった、笑」
君と出会えて本当に良かった。
私に世界一の幸せをありがとう。
🤍_𝙚𝙣𝙙_🐈⬛