テラーノベル
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ここから可哀想が加速します。
主人格と別人格が読んでてわかりにくいかなと思ったので 主人格を二郎、別人格を紅林としました。
紅林を無理やり病院から連れ帰ったあの日から容体は目に見えて悪化していった。
もはやどちらが主人格かわからないほど、“二郎”である期間は短くなった。
加えてプレイの内容もより酷いもので、もはやプレイというよりあいつの欲望の押し付けや鬱憤の発散と呼べるだろう。
紅林「Down」
久我「…………ぐ…っ」
体が伏せる直前でなんとか踏みとどまる。今日は絶対に従わない。
最後に“二郎”に戻った2週間前、二郎は責任を感じて自分を責め、夜もまともに眠れていなかったから。
そして俺はアイツを止めると二郎と約束したから。
震える体に鞭を打ち、なんとか立ち上がる。
紅林はそれがひどく気に入らないという顔で俺の首筋に掴み掛かった。
瞬間、俺の呼吸は奪われた。
久我「が…ぁッ…かひゅっ……は、なせッ…」
紅林「sub風情が俺に命令してんじゃあねえよ。それとも、そんなにdropしてえのか?」
久我「…ん、で…なんで!なんでお前はこんなことするんだよ!!」
紅林「なんでって…ははっ、お前ほんとなんも聞かされてねえのな」
久我「ッ何の話だ!」
紅林「”オレ”が生まれちまった理由だ。二郎は弱ぇお前に気を遣ってたんだろうな。dom性としての欲望を抑え込んでたんだろうぜ。」
久我「そんな、そんなことは……ッ」
紅林「だがまあ理性だけで抑えれるほどこの第二性が甘くねえってのはお前も知ってるだろ。やり場のない欲望が爆発した結果が俺だ。これはお前が招いた事態なんだぜ。」
久我「ぁ………ぐっ…ッ」
首を絞める手により一層力が込められる。 酸欠で視界がパチパチと弾けた。
全て、全て俺のせい。そう分かった今抵抗する気力なんてものは一片たりとも残らなかった。
力づくで床に顔を押し付けられる。
冷たいフローリングが事の無情さを感じさせた。
紅林「お前が俺に与えられるもんなんてその身体くれえだろ。抗おうなんてしてんじゃねえ。」
久我「う…ぁッ……ぐぅっ……」
なす術もなく見ぐるみを剥がされる。
domとsub、俺たちはそれだけの関係じゃないとずっと思っていた。
パートナーであり恋人である二郎と信頼を築けていると思い込んでいた。
二郎と過ごした年月そのものを否定されて詰られる。
言葉にできない感覚が全身を駆け巡った。
恐怖だけじゃない、二郎をずっと苦しめ続けていた自分の存在そのものが苦しかった。
紅林「チッ…ぼさっとすんな。さっさと腰上げろ。」
メリメリメリッ ズププッ
久我「ひぐっ…⁉︎ぁ゛…いきなり、いだぁっッ」
慣らしもしておらず、潤滑剤さえ使っていない。
無理やりねじ込まれてズキズキとした痛みが走った。
紅林「声あげてんじゃねぇ。shut up」
久我「っ…ぅ゛……ッ」
commandに従い唇を歯で噛み締める。
挿入深度が増すたびに鈍く鋭い痛みが下半身を駆け巡る。
ますます力がこもった口元から血が滲んだ。
紅林「しかしなんたってお前みてえなゴツい男を二郎はパートナーにしたんだろうな。どうせなら可愛くて華奢な女が良いのによ。」
久我「っ……‼︎」
紅林「あぁ、そうだった。コイツの“情け”か。こんな外れくじ望んで引くわけねえよな。」
心臓が不規則に鼓動し、頭は釘でも刺されたかのように激しく痛む。
幼少期の誰にも愛されなかった自分に引き戻されたかのような感覚に気道が狭まったように息が苦しい。
久我「ッぐすっ…っはぁっ、はっ…はぁっ、く…ぅ…はぁっ」
紅林「なんだてめぇ泣いてんのか。やめろよ、気持ち悪りい。」
久我「(辛い辛い辛い、苦しい苦しい苦しい。この、感覚は………ッ)」
subdropだ。
…
“セーフワードは嫌いでどうだ。”
揺らぐ意識の中脳裏に浮かんだのはありし日の会話。
domにトラウマのある俺をあいつは優しく手引きしてくれていた。
二郎「嫌だと感じたらすぐに言ってくれ。俺に気は使うなよ。」
あぁ、どうして今の今まで忘れていたんだろうか。
朦朧とする中、俺は震える唇に力を込めた。
…
久我「…い……だ。」
紅林「許可なく喋ってんじゃねえ。黙れって言っただろ。shut up」
久我「きら、い…お前なんて…嫌いだ!!」
紅林「ッ‼︎ てめぇ…よく俺に向かってそんなことが言えたな!!」
ドガァッッ‼︎
頭を拳で思い切り殴られ、俺は吹き飛んだ。
紅林の規格外のパワーにより頭が割れ、 生暖かい液体が頬を伝った。
紅林「この…sub如きが!黙って従ってりゃ良いものを!!」
動けず床に這いつくばったままの俺を紅林は殴り続けた。
頭を執拗に割られ、ボロ雑巾のようになった俺は血を吐いたきり意識を失った。
本当に展開をどうするかで迷ってて、一旦ここまでであげます。
短くてごめんなさい……
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