テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
🩷side.
🩵「俺と付き合ってくださいっ!!」
そんな告白を受けた。
🩷「はい、お願いします」
私も、その人のことが好きだったから、
お願いしますと答えた。
それからは、毎日おはようLINEをした。
手も繋いだ。
デートにも行った。
半年ほど、交際は続いていた。
ある日のことだった。
💚「君、可愛いね」
知らない先輩に、そう言われた。
私は一瞬で恋に落ちた。
5秒前までは、ヨウタのことばかり考えて
ヨウタしか見ていなかったのに。
一瞬でヨウタが頭から消え去った。
もう、ヨウタと付き合ってる意味は
ないと思った。
その日に別れを告げた。
🩷「ごめん、ごめんね」
🩵「は?なんで、いきなり、…」
🩷「もうヨウタのこと好きじゃない」
🩵「えっ…」
🩷「さよなら」
🩵「おい、ヒカリ待てよっ…!!」
もう私は愛していない。
あの人は、赤の他人だ。
🩵side.
いきなり彼女から別れを告げられた。
本当にいきなりのことだった。
最初はなにかのジョークだと思っていた。
だけど、嘘ではなかった…
🩵「俺の、なにがダメだったの?」
最後にそう聞いておけばよかった。
あれから1ヶ月。
ヒカリのことなんて、忘れることはできず
まだ想い続けている。
🩷side.
その後、その先輩とお付き合いができた。
💚「俺が彼氏でよかった?」
🩷「うん!もっちろん」
💚「よかった」
最初は、2人で帰ったりもしていた。
だけど、…
💚「ヒカリ」
🩷「どーしたの?」
💚「俺たち、別れよう」
🩷「…え?」
💚「他の人が好きになった」
🩷「ま、待って」
💚「もうお前とは関係ない存在だから」
「じゃあな」
🩷「嘘、…」
心に傷がついた気がした。
涙が溢れた。
私は、こんな酷いことを
ヨウタにしてしまったんだ。
すぐに恋に落ちて、ヨウタをすぐフッて。
なのにフラレたらこんなに泣いて。
また、ヨウタと復縁したいって願うとか
私はなんてクズ女なんだろうか。
ある日のことだった。
靴を取ろうとしたとき
「あれ、手紙…?」
誰かからの手紙が届いていた。
家に帰って手紙の中を見た。
ヒカリさんへ
あなたのことが好きです。
付き合ってください。
俺と付き合ってくれるなら、今日の放課後
2-4組に来てください。
誰からの手紙かは書かれていなかった。
私は、好奇心で行ってみることにした。
もし、ヨウタからだったら…
そんな淡い期待もしていた。
放課後、私は教室の前までやって来た。
ドアを開けると、そこにはあの先輩がいた。
🩷「え…なんで」
💚「ごめん、振って」
「よかったら、俺と復縁してくれないか?」
そう言われた。私は嬉しかった。
🩷「お願いします」
私は、また復縁することができた、
「きっと」大好きな、先輩と。
🩵side.
最近ヒカリのことばかり考えている。
復縁したい、また手を繋ぎたい。
そう願っていた。
テクテク…
「あれ、2-4電気ついてる 」
「誰かいるのか? 」
俺は窓から覗いてみた。
俺は、その光景を見て絶望した。
ヒカリが、誰かと抱き合っていた。
「は、…?」
ヒカリ、もう誰かと付き合ってるのか、…?
俺は悲しみと微かな怒りに駆られながら
その場から立ち去った。
俺は、ヒカリのことが大好きだ。
これだけは誰にも負けない。
🩷「ヨウタ、大好き」
そう、もう一度言ってくれるまで
「絶対」好きでいる。
🩷ヒカリ✕🩵ヨウタ
コメント
3件
え、これなんて言うんだろう、エモいのか、なんなのか