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叶sid
エースリベロが帰ってきた…俺レシーブ下手っぴだからなぁ…
ちゃんと見て観察しないと…
いつも通りスパイク練習が始まった。
ネットの向こう側には家緒さんだけじゃない。
家緒さんと三波さんが居た。
「 お願いしあーっす!! 」
俺はそう言って喜清先輩の頭上にふんわりとボールを投げて助走に踏み出した。
そしてスパイクを打った時、床に落ちる音とは違う音がした。
「 うぉおおぉ!! 」
三波さんがレシーブで取っていた。
「 楓良ナイスレシーブ! 」
「 三波さんすげぇ…!! 」
その帰り際、錬さんが三波さんに声をかけた。
「 三波さん、戻ってくるんですか 」
「 うん…もう、迷惑変えない様にするね… 」
「 迷惑とか…だれも思ってないっすよ…そんなの、戻ってきてくれたことがどれほど嬉しいか…!! 」
錬さんは少し涙気味で言った。
「 ありがと、錬。俺、もう一回頑張ってみる。 」