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「ふぁっっっ………」



いつもと違う天井、いつもと違う良いベットの感触…………真逆!!

すぐさま飛び起き、周りを見渡す。すると横に寝ている人物がいることに気づく。



「…………ぽおくん?………」



「ん…羅紫…?」



なんで私ここに…?というか昔の癖で飛び起きたけど全然なんとも無かったわ…と言うかソファで寝たはずなんだけど…?

そう、横にポオくんがいたのだ。ソファで寝たはずなのに。悶々と原因を考えているとポオくんの手がお腹に回り、そのまま一度起きた私を寝かせる。



「わっ…ポオくん?!」



「もう少し眠るのである…我輩は…羅紫が近くにいると良く眠れる様である………」



そう言って規則的に息をするポオくん。なんだかこのまま手を押し退けて部屋へ戻るのも悪い気がし、そのまま二度寝をし…………








「んんんんんんん、ち、近いっ!!」






てなかった。てか出来るはずがない。








しばらく経ってポオくんが起き、そのタイミングを見計らって私も起きて朝食を摂った。

えらいポオくんが驚いてたけど夢遊病で乗り切った()


さて、今日は昼から夜中までポオくんがいないのは確認済み。さて、脱出大作戦だ!!











「………え、罠じゃないよね?」




すごくあっさり出ることが出来てしまった。

窓の鍵を異能力で壊し、鉄格子を異能力で外し、高い窓から異能力で降り、目視出来たマフィアの高層ビルへ異能力で移動した。



「いや私の異能汎用性高すぎでしょ…」



まあ何はともあれ脱出成功?

通信機によると治は今うんすい駅とやらにいるらしい。幸いその駅はマフィア御用達(意味深)の駅で場所はわかるため、異能力で直ぐに向かって行った。









「…羅紫にとってはこれが幸せなのである…!」







「…ここの筈…って、久作くん?!」



「あ、羅紫〜!久しぶりだねぇ!羅紫も一緒に遊ぼぉ?」



…周りの様子がおかしい。真逆!



「…………久作くん、異能力、使った?」



「うん!いーっぱい遊んで欲しかったんだぁ!」



久作くんの異能力により敦くんが操られ、ナオミちゃんの首を絞めている。



「ナオミちゃん!……っ!敦少年!目を覚ませ!お前の目の前の奴は敵ではない!!」



そう呼び掛けると途端に手を離す敦少年。然しその手の矛先は自分の首へと向かっていた。



「不味い!!!」



咄嗟に距離を取ろうとするも虎の異能力の故か直ぐに追いつかれ、抵抗する間もなく自身の首に手が触れたその時、



「!?羅紫!!!異能力、人間失格、!」



「治!…助かったよ…」



治が何処からともなく現れ、即座に敦少年に触れ、異能力を無効化する。

すると側にいた久作くんがあからさまに顔を顰めたものの、諦めて電車に乗って行った。



「ちぇ〜、解かれちゃったぁ…じゃ、また遊ぼぉね!羅紫!」



「…うん、またね、久作くん。」



そう返事を返し、治と自分のしたことに自責の念を募らせる敦少年の元へ向かう。




「あのガキにまたねとか言わなくても良いのに。」



「…そうかもしれない。でも、またねって、云わないといけない気がしたんだ。次がある。それだけであの子は壊れずにいてくれる…って、ごめん、そんなに嫌な顔しないでよ…」



「羅紫は優しいって思っただけさ。…敦くん、忘れてたけど大丈夫だったかい?」



忘れんなよ…。敦少年、泣いてたのに一瞬びっくりしてこっち見てたよ…。

取り敢えず、ナオミちゃんと春野さんを起こして探偵社で一応与謝野女医に見てもらおうか…










時は変わって探偵社。

私がいない間に色々あったらしく、組合の船がマフィア(多分芥川くんのせいで)沈んでそこにいた組合の人が重症を負ったりなんだり。そして私が駅に来る前も葡萄?の人と戦ってありふれたモラルを超えて勝利したりなんだり。




「あれ、若しかして私がいなくてもどうにかなった感じ?え、お菓子の館に残っておけば良かった…」



「お菓子?!羅紫が捕まってた所って何処?!案内して!!」



「いやでーす。あそこのお菓子は全て私のものでーす。」



眠そうだった乱歩さんが一瞬で開眼したんだが。



「それはそうと羅紫、向こうで何もされてないよね?」



なんか圧を感じる言い方な気が…嘘ついてもバレるし正直に言った方が身のためか…?



「ええっと…一緒にゲェムしたり、カールくんにご飯あげたり、一緒にご飯食べたり、あ、でもお風呂に入ってきたのはゆるせn……ってあれ、聞いてきた側が無言で固まるの良くないよ??」




「羅紫、私そいつのこと3発殴って5発撃ちそうなんだけれども。」



「え。なんで……?ら、乱歩さんもなんか言ったらどおなんですかね?」



「僕もどうかーん!何で僕の知らないところで新婚生活みたいなの送ってるの!?」



新婚?!え、そんな要素あった?!

というか治、地味に、というか盛大に怖いんですけど。



「あ、でも大丈夫!私多分だけど嫌われてたっぽいから!」



「「え?」」




「だって、閉じ込める以前に乱歩くんには会わせないのである!羅紫は我輩がもらうのである…今外に出さないのはフランシスくんの命令だけでは無いのである。って言ってたもん。むっちゃ嫌われてない?私怨で閉じ込めてんの?」



「…莫迦だね。」



「私もそう思います…乱歩さん…」










何この人たち

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