テラーノベル
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何もない空間、寂しい匂い、程よく感じるべきであろう愉悦、感銘、多々在る辛さ苦しさetc。それが僕の生きる形。
何気ない毎日を過ごし何気なく朽ちていく。大体そんな物だと思っている。結局のところ、人生の結末は決まっているのだから。
気づけば口癖はあやまるものばかり。「ごめんなさい。」「すみません。」「申し訳ありません。」口から吐き出される言葉はほとんどあやまり。
僕は少年時代に気づいた。「努力すれば結ばれる」?「人間は全員平等」?それならどうして虐められている子と虐めている子が存在しているの?虐められている子はいじめられても仕方ないの?現代社会は義務教育時のこんなに”幼き少年”にこの世の理、全てを悟らせてしまうのか?
何もない。本当に何もない。からっぽで何時になっても満たされない。さびしいよ、かなしいよ、とってもとってもくらいうみ。細胞達が犇き囁き合っている。やがてそれは冷たくなっていく。冷たくなって何時しか凍ってしまう。さらに冷たく、どんどんどんどん…。
僕は何時しか眠っていた。目覚めたといっていいのか定かではないが。中学校を卒業し、見る見るうちに成長していく。身体とともに心も成長、は当たり前だろう。
最近は気になる子がいる。あの子と居るとふわふわする。暖かい。其れはまるでかちんかちん固まった氷が溶けていくような感覚。何時もこんな僕に笑顔を見せて話しかけてくれる。最初こそ動揺で少しおどおどしていたけど悟られないように気遣ってくれてとても善い子だった。とても嬉しかった。大好きだったずっと一緒に居たいと思った。思った…。
しかしながら人間には結末がある。彼女は僕の人生からいなくなった。元々身体が弱く余年もそこまで長くなかったと言われていたらしい。そんな事を風の噂で聞いたときにはもう僕の頭は真っ白。言い表せないほどの思い残りと憂鬱さ。そして気づかなかった自分の無能さに頭がどうにかもなりそうだった。何日も寝れなかった。寝れるはずがなかった。其の儘布団に包まる。暖かいのだろうが曖昧だった。彼女の温かさには何にも勝てない。心にぽっかり風穴が空いた僕は鼻を啜り爪を噛んだ。
コメント
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うわあ……まず、読んでて胸がぎゅってなった😢💔 主人公の「何もない」「からっぽ」って感覚がすごく生々しくて、特に「ごめんなさい」ばかり口にするようになった、ってところが切なすぎるよ……。幼い頃に世界の理不尽に気づかされてしまったんだね。 それで、あの子に出会ってほんの少しだけ氷が溶けるような温かさを感じられたのに、また失ってしまうなんて……「大好きだった」の一言がすごく重いよ😭💦 文体も映像みたいで、寂しさがじんわり伝わってきた……続きも読みたいな!