テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
猗窩座殿の腕を引っ張り連れてきたのは旧校舎の三階の物置のような教室。
強引にそこら辺に押し倒しキスを落とす。
ちゅっと可愛い音が室内に響く。
リップで潤った可愛い薄ピンク色の唇は俺にも潤いを施してくれて。
「んッ、ぅ、ふッ……/ッはッ、、」
『んむ、んっ、…….』
上唇を貪るように挟んでキスをする。
すると息が苦しくなったのか、猗窩座殿が少し口を開けた。
その空いた口の隙間からすかさず舌をねじ込んだ。
弱々しく俺の服を掴む猗窩座殿の細い手を上から握りしめて、全集中を唇だけに注ぐ。
漏れた甘い喘ぎ声がより俺の心に火を付ける。
「んぅ…..あえ……ッふ、はぁ……….”」
『だ〜め♡、俺だけ見てて?♪』
微かに鼻腔をくすぐる淡いシャボンの香りが余計に興奮を煽って。
お互いの唇が離れる頃にはどちらの唾液か分からないほどに乱れていた。
『ふふ、この体制眠り姫みたいだね?』
「なッ…// 違ッ、….ツ」
『違うの? こんなに可愛いお姫様なのに』
スルッと頬を撫でると肩が可愛らしく跳ねる。
てらてらと煌めくお互いの唾液が全てを濡らすように流れ落ちた。
そんな事を気にもせずに、まるで心に酔いが回ったように必死に俺に負けじと縋り付き意識を保つ姿を見て欲情していく。
「ふん……./俺はお前のこと、好き、とかじゃないからな、…勘違いするなよッ…//」
『ふーん、そっかそっかそうなんだねぇ…?、』
小さい口から小生意気な言葉がはみ出すもそれすら愛おしい。
真ん丸な瞳に反射して映る俺はさながら獣のように全てを食べ尽くすほどの怖さを持っていた。
それにときめいている(?)猗窩座殿ってMなのかな……なんて思ったり。
『猗窩座殿ってマゾ?♡』
「はッ、//違ッ!! /// 俺はそんなんじゃない、っ…..」
思わずこぼれてしまった心の内にしまったと思うも怒っている姿も可愛いから良しとしよう。
ぎゃんぎゃん喚く小さな口にまた舌をねじ込む。
離せ、なんて抱きしめる俺の事をグイグイ押しのけるけどそんなの効かないし。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈猗窩座side
運ばれた時に首元へと付けられた赤黒いキスマークがジリジリと痛む。
焦らしているのか、一向に手を出してこない彼童磨に疑問に思い催促するも細長く筋肉質な手がズボンにかけられる事はなかった。
…
「おい、っ………早く、しないのか…?ッ…/童磨の、…欲し、…/……」
『、はぁ… ねぇ、猗窩座殿』
「、?…!」
『煽ってるって自覚、ある?』
先程のキスで頭がバカになっているのか、自覚は無いが煽っていたらしい。
いつもはこんなに甘えないのにね? なんて言われた。
『無意識とか…….可愛すぎ…』
「あ、うぁ…….……ん、ん……つ」
首元にきっちりと締まったワイン色のネクタイを外され、ワイシャツは乱れ、白く細い指先がお腹を伝う。
そのまま、着ていたボトムスに手をかけたかと思えば簡単に脱がされてしまった。
既に固くテントを張ったソコは童磨に見られているという事実だけでピクピク揺れていて。
恥ずかしさのあまり腕に顔を埋めるとクスッと笑う声が聞こえた。
『猗窩座殿って本当に可愛い……。パンツもうぐちょぐちょだね?』
「ッあ”…ん、うるさっ…//」
『ほら、鬼頭真っ赤だよ? 可愛い……♡♡』
いつの間にやらパンツまで脱がされたかと思えば優しく扱かれる。
羞恥すら忘れて手が動く度、気持ちよさに腰を振ると嬉しそうに顔を歪めた。
たらたらと垂れた先走りをローション代わりに卑猥な音を立てるそれを愛でるかのように見つめた童磨。
快感の波が押し寄せて足の力がガクッと抜けた時、びゅるっと白い欲が童磨の顔を汚した。
「はッ、んう… っ♡は、ごめ…ッ…….//」
『んー、いいよ別に。それにしても勢いよく出たね~?』
扱いていた手と反対側の手の親指でグイッと掬い舐めると、この早漏が、なんてコツンと頭をこずかれる。
手コキだけでイってしまうゆるゆるなソコも、 全てわかって計算済みの上からかってくる童磨も、 全部が憎らしい。
「ふ、ふんッ… うるさい..ッ……///」
『またそーやって威張っちゃって… ねぇ?
どうなっても知らないよ~』
やれやれ、と言った感じで両腕をあげたと思った瞬間目の前いっぱいに犬のようなクリーム色の毛並みが映る。
なんて頭の片隅で考えている間にも、 グイッと足を広げられて無理やりM字開脚されたかと思えば優しく膣内に指が侵入してくる。
ぐにぐにと肉壁を進んでいく骨ばった手。
突然のことに脳の処理が追いつかずに思わず大きな声が漏れてしまう。
「あう”ッだめ、うう”〜ッ♡♡や… あッ!//」
『やじゃない、やじゃないよ。きもちーだよね?』
有無を言わさないような口調でそう告げると激しく指を動かされた。
思っていたよりも身体はよがっていたらしく、 涙がぽたぽたと頬を伝う
「らめッ…♡だめ、だってぇ…ツ”//」
どんどんシーツにシミをつくっていく雫をペロリとひと舐めし、そのまま唇を押し付けた童磨。
触れた唇から熱が伝わるようにどくどくと脈打つ鼓動が聞こえてきた。
「ふふ、こーんなに蕩けちゃってさ。猗窩座殿は可愛いね?」
そうやってにへらと笑った童磨が涙で歪んだ瞳の底にぼやけて写った。
どれぐらい経っただろうか。
手コキだけで気絶している間に気づけばモノを入れられていて、またその快感で甘イキを続けた。
ぎゅうっと締め付けたナカは精液が溢れかえっていて、童磨も気持ちよくなってくれたんだと安心する。
「ッ、猗窩座殿起きたの?♡」
「ふ、あ……ツ~♡、ぅ、起き、た…ッ」
「もこれやだッ…ぁッ…」
『今日の猗窩座殿はワガママだねぇ……?
どうしたの?』
分からない、分からないのだ、自分でも。
そう唾液でぐちゃぐちゃになった口で告げるとふーんだなんて呟かれた。
その間にも、ゆるゆると動いていた腰がいいところに当たる度にびゅるっと白濁液でお腹が汚れる。
『俺のこと大好き?』
突然聞かれた質問。
なんて言えば良いのか、返答に困る。
母音しか吐けない俺に痺れを切らすことも無く、ただ優しげに見つめてくる童磨に恥ずかしさで眉根を寄せた。
こんなの、ズルいじゃないか。
かないっこないのに、また期待して嫌いだったアイツに毒を吐く。
「別に……、/」
『ふ、そっかそっか』
ふわっと軽く頭を撫でられてどうしようもないぐらいに膨れ上がった気持ちが胸を締め付ける。
太陽にキラキラと照らされて一際目立つその虹色の瞳をそっと見やる。
そうするとまた童磨もこちらを見つめ返した。
パチッと目が合って、クスッと笑って。
そんな俺を愛おしそうに見下ろした童磨と2人きりの甘い時の中に堕とす。
太陽光で暑さが混じった室内にはぶっきらぼうな、恥ずかしそうな、 けれど嬉しそうにも聞こえる声が響いていた。
コメント
9件
控えめに言って最高‼️本当に童猗窩は世界を救う🌍🤲💗
続き待ってましたー‼️😚すぐ書けちゃうの凄すぎません❓😳💦尊敬しちゃいます🤩✨今回も猗窩座殿が尊い…🤦♀️💓想像しながら読みました🫡🫶
最高すぎます😇 投稿頑張ってくださいね!