TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

ある日のお昼のこと。

私は昼食を食べようと弁当を持って屋上に向かおうとした。

でも、みんなが阻んでくる。

みんな私の前に群がって、一緒に食べようと言う。

私は静かにいた方が好きなのに。

みんな、私は頭も悪いのに、不細工なのに、なんで好むんだろう。不思議。

結局、昼食は花牌と輝と食べることになった。屋上へ行く。階段を上る。花牌はしつこく私に話しかけてくる。

そのまま昼食を食べて、教室に戻る。そしたら、花牌は「私、用事あるから先戻ってて!」と言ってきて、私は教室に先に戻った。花牌校庭に出ていった。

気になって弁当を片付けたらすぐに追いかけてみた。

私は頭が真っ白になった。

転校生の遼の手に、花牌がカッターで傷つけている。

花牌は笑ってた。遼は苦しそうに耐えていた。

私は耐えられなかった。私になにかできないか。先生に言ったら、私も巻き添えを食らうと、怖くて言えなかった。


どうしよう


今日は、珍しく深夜に目が覚めた。輝からメールが来ていた。

「昨日の花牌、見た?」

「うん、見た。まさか、あんなやつだったなんて。」

「俺も見たよ。あいつ、猫被りだったんだな。」


メールに返信を返す。

「もう、絶縁しようかな。花牌と。」

「その方が俺もいいと思う……」


朝7時半、私は朝食を早めに食べて、走って学校へ向かった。

花牌はやっぱり教室にいた。遼もいる。何か話してる?

「また学校に来たの?いい加減してよ。不細工。」

花牌が遼に真正面で悪口を言いまくる。寮は涙を抑えて聞いている。

私は大きな音を立てて、教室に入った。

私を見つけた瞬間、花牌は人格が変わるように態度が変わった。

「あっ月夜!」

「…話しかけないで。」

私は花牌に言った。花牌はえっという顔で私を見た。私はまた言った。

「あんた、そういう奴だったんだね。昨日みたよ。遼の手をカッターで傷つけたの。」

「そっそれは……」

花牌は言い訳をしようとする。私は言われる前に言う。

「もう、絶縁するね。じゃ。」

私はそう言って、遼の手を引いて、屋上まで駆け抜けた。



loading

この作品はいかがでしたか?

35

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚