『…に、にぃさん、、？』

「…なに」

『なに じゃなくてさぁ…』

私、緩惟茅徂(ﾕﾙｲ ﾁﾕ)は今……ソファの上で双子の兄にバックハグされています。……なんで？？

『ねぇ、、狭いんやけど、離れてよぉ、』

「……むり」

『なんでよ、』

「………茅…徂が、茅徂が今日、他の男と、一緒に、仲良さそうに、して…ハグも、してて……」

『…あぇ、んー？？にぃさんいたの？』

「…いたよ」

『…あれはクラスメートで他の人もいたし、私は普通の距離だとおもったんだけどなぁ？』

「……ふつうじゃない」

『…心狭』

「うるせぇなぁ？」

『、！？ひょ、まっひぇ、いひゃいって、！ほっひぇ、ひっひゃるなぁ、！』

「…ふっ、柔らかいよね茅徂のほっぺ」

『うぅ〜〜！！やひぇてぇ〜！！！』

「ん〜、ちょっと無理かも、」

『はぁ〜？！！』

『(ちょ、更に引っ張るなよ、痛いんやってば、…お？……にぃさんちょっとは元気出たんかな？w)』

私が言うのもアレなんだけど、にぃさんはちょっと私の事が好きすぎる節がある…

私が気になる人出来た〜とか言ったらどこに隠し持ってたか知らんけど縄で手足縛られて一日中にぃさんの部屋監禁状態になったし、同じクラスの男子と遊んだ帰りには必ずにぃさんが迎えに来て…まぁ、あとは察して、

こんな事をしても腐っても兄だから、妹への愛情表現が苦手なんだなーくらいに思っておいた方が良いよね…？！

恢 side

俺、緩惟恢(ﾕﾙｲ ｶｲ)は妹の茅徂の事が大好きだ。自分で言うのもアレなんだが、側から見ればヤンデレと言われる奴かもしれない。

茅徂に他の豚共が触れてると思うだけで気が狂いそうだ…。

…茅徂、俺だけの、…世界でたった1人の、おれの妹…

いや、

恋人

って言っても、いーんだよなぁ、？

なぁ。

茅徂？