F:「」
K:『』
※登場人物および物語は全てフィクションです。
K side
「キスしてもいい?」
絶対に俺が断わらないことを分かっていてこの質問を投げかけてくるキミがたまらなく可愛い。
チュッ
目が合ったまま軽く触れた唇が甘く痺れていく。
キミと初めてのキス。
ほんの少しの理性と、今にも溢れ出しそうな本能がバランスを崩しながら目の前のキミを求めている。
2回目のキスは覚えていない。
忘れたわけじゃなく、無我夢中だった。
「俺っ…ずっとお前が…」
『好きだよ』
そうやって俺たちはこれまで隠していたわけでもない感情を丁寧に伝え合うことに時間を割いた。
バスローブはいつの間にかベッドの淵に追いやられ、俺の上には裸の愛しい人がいる。
『俺を満たして』
「お前の頭の中が俺だけになるまで抱いてやるよ」
もうすでに俺はキミでいっぱいだけれど。
時折キミの手が俺の頭を優しく撫でて、大切に愛を注がれている実感を得る。
寝室に響く俺とキミの音。
目を閉じて、神経の全てでキミを受け取る。
「どうした?痛い?」
『痛くないよ、気持ち良すぎてどうにかなりそう』
ニヤリと笑ったキミの唇に噛み付くと、舌を絡め取られる。
その繰り返しを何度も何度も…。
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コメント
4件
美しい世界だ…(*´Д`*)🌹
๑ᵒᯅᵒ๑♡!!またもや語彙力無くしました。 とにかく。イイ!!最高(*`ω´)b