「冬弥様、夕飯の支度が完了致しました。」
「嗚呼、今行く。」
「冬弥。もうすぐで階級の検査が行われるのは知っているな?」
「はい。存じ上げております。」
この国は普通じゃない
年の初め、階級の検査が行われる
その階級は
女は奴隷、ごく稀に貴族。
男は庶民、ごく稀に貴族になれる
階級の検査が行われる日は首元が見える服を着て、首元を医師に見せる。
マークが❤︎なら奴隷、♣︎なら庶民、♦なら貴族
俺は生まれた頃からずっと貴族だった
今年も貴族だろうと思い、検査を受けると
「奴隷…だね。男の子なのに珍しい。」
桃色のチョーカーを付けられ、医師からはそう告げられた
桃色のチョーカーは奴隷が付けるもので、それも女のみが付けるものだった。
毎年ネックレスを貰っていたのに、
首輪もチョーカーも貰ったことがなかったのに。
「御主人様を早めに決めないと性処理として貴族から扱われる場合もあるから。早めにね。今年は貴族4人しかいないけど。」
元貴族の俺は奴隷として飼われます
コメント
2件
楽しみですー!!もしやその4人って…?