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おにーちゃん の 嫉妬 。
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「 柊 兄さん 大好き ! 」
「 俺 も 好き 。 」
オレ は 夏 。
うぅ 、 と 呻き声 を あげながら 、
涙目 で ビデオ を 見ているのは 、
” ばか 兄貴 ” の 柊 。
柊 「 前は あんな に 可愛かったのに 、、 」
柊 「 ど “う “し “て ” ぇ … 」
うわ 、 何時まで 昔 の ビデオ 見てんの
キモ 。
夏 「 はいはい 、 もう 寝て 。 」
柊 「 やだぁ … まだ ! もう1回 ! 」
夏 「 無理 、 消す 」
柊 「 酷いよぉ 、 」
柊 「 ね 、お願い 、 柊 兄さん 大好き って 言って ! 」
「 絶対 やだ 」
大好き 、 なんて 口が 裂けても
言いたくない 。
何故かって ?
だって うち の 兄貴 は 、
やりちん
だからだ 。
言わなくても 分かる 程 に
オレ の 兄貴 は ブラコン だ 。
「 大好き 」 なんて オレが ちょっと でも
言えば 、 兄貴 は 忽ち 血相 を 変えて
飛び付いてくる 。
何で 知ってるかって ?
1回 経験済み だからだ 。
あの 時は まじで 死にたかった
興味本位 で 言った だけなのに 、
気付けば 兄に 押さえ付けられてて
その 後の 記憶は 無い 。
嫌でも 思い出したくない
だから 、
夏 「 もう 寝て 。 」
柊 「 やだ 」
夏 「 兄貴 きらい 」
柊 「 ねる 」
夏 「 ん 、 」
この先 一生 、
柊 「 夏 ー 、 」
夏 「 何 、寝て ? 」
兄貴 に 、
柊「 おにーちゃん 大好き は ? 」
夏「 死んでも 言わない 」
大好きは言わない 。