テラーノベル
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「これ、雑巾」
学がない僕は受け取った。時間が溶けていく。
「待って、行かないで」
「ここにいるよ」
あ、目の前にちゃんといる、一生一緒だよ。
鹿の角は硬くて、取ってきてくれた。
肩を掴む、力が籠る、逃がしたくなくて。
「……強いよ。」
ごめん、痛いのは分かる。でもやめられないんだ。
目、それに執着しすぎている。
炎が熱くて、でも、君の冷たさがちょうどいい塩梅にしてくれるんだよ。
だけど、もっと熱くしてよ、僕の体が溶けて、君の皮膚に染み込んで、あぁ、一体化していく
遠い、とおい存在、君。ゆで卵追い
借りました。ガラスに靴がめり込む。
僕、暗くて、ダメダメで君に近づくには遠いよ、遠すぎる
でも、距離は近いかもしれない。
傘貸したけど、他に誰か待ってた
友達か。出る幕なし、っと
手足は冷たくなっていく、お湯であっためる
子供の思考がつんざく、耳が痛い
唇、保健体育、鉛筆削り、たまに使う。
実際にやろう。あ、あ、どんどんあったかくなっていく
妄想、しなきゃ、生きて、いけない。
君と、こうしたいのに。
屍が、無様に這い上がっている、痙攣して蹴落とす
君と、一緒になりたい
腰がめり込む、あ、朝が来てる、死んでしまう
あの感覚を思い出す、口いっぱいに広がる。
「誰?」
コメント
1件
読み終えました……。このエピソード、すごく不思議な手触りでしたね。一文ごとに映像がパッパッと切り替わるみたいで、でもその断片の奥に「離れたくない/近づきたい」という強い渇きみたいなものが一貫して流れている感じがしました。「雑巾」を差し出されるところから始まる非現実感、鹿の角や靴がめり込むガラス――どれも象徴的に響いてきて、すべてを腑分けするより、この薄膜のような距離感をそのまま味わうのが正しい読み方な気がしています。続きがあるなら、この感覚がどう展開していくのか気になりますね。