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((昼休み。教室の隅。🐶がコンビニパンをかじりながら、斜め前の🐰を見てる))
🐶「ヒョン、今日も弁当ないの?」
🐰「……今日は食欲ねーし、いい」
🐶「またそれ」
🐰「“また”って何だよ」
🐶「前も言ってた。最近ずっとそれ」
🐰「気にすんな」
🐶「気にするわ」
🐰「……」
🐶「俺、ヒョンの隣の席だけど。もう、ただのクラスメイトって感じ?」
🐰「は?」
🐶「だってさ。ずっと話してくれないし、目も合わせないし。何考えてんのか、わかんない」
🐰「……スンミン、おまえさ」
🐶「なに」
🐰「うるさい」
🐶「……は?」
🐰「うるせーの。考える暇もねーくらい、グイグイ来るくせに、俺が何も言えなくなってるのわかってんのかよ」
🐶「……じゃあ、俺にどうしてほしいの?」
🐰「知らねーよ」
🐶「ふざけんなよ、ヒョン」
🐰「ふざけてねーし」
🐶「俺、本気で……ヒョンのこと、ちゃんと見てるのに」
🐰「……」
((沈黙。空気が張り詰める))
🐶「……俺さ、ずっと思ってた。ヒョンにとって俺って何?」
🐰「……」
🐶「俺はさ、ただの“うるさいやつ”?」
🐰「……ちが」
🐶「じゃあ何?」
((🐰が答える前に、昼休み終了のチャイムが鳴る))
🐰「……後で話す」
🐶「ほんとに?」
🐰「……ああ。約束する」