優吾side
北「ごめんなさぁっ、泣」
大「どっか行ってくんない?うるさい」
どうしてこうなった…
まぁしょうもない喧嘩なんですけど。
優「言い過ぎじゃない…?」
大「知らねぇよ。」
北「たいにっ、」
大「これやったの1回じゃないかんね?2回目。ほんと学習しねぇな」
さかのぼること30分前…
大「あれ、俺が録画しといたアニメは?」
優「あー、さっき北斗が見てたけど」
大「北斗〜さっきアニメ見たでしょ?それないんだけど、、、」
北「あ、えと、消えちゃった…」
大「え?何消えちゃったって」
北「リモコンいじってたらまちがえてけしちゃった…ごめんなさい…」
大「はぁ!?あれめちゃくちゃ楽しみにしてたんですけど!」
北「ビクッご、ごめ、なさっ、」
大「ねぇ、北斗にリモコン触らせないでって言ったよね?北斗に触らせたらろくな事ないんだけど!」
優「北斗だってテレビ見たいだろうしそれは無理だって」
北「ほくはてれびみちゃだめなの…?」
大「人が楽しみに取っておいたアニメを消すとか有り得ないから!」
北「ん、ふぇ…」
大「あー、ほらまた泣けば許して貰えると思ってんでしょ?そんなんで許す訳ないだろ」
北「ん、ぅ、うわぁぁぁぁぁぁん!」
樹「何、何があったの!?」
大「ほーら泣いた。泣いたって許さねぇってのにほんとすぐ泣くよね」
北「ごめっ、なさっ、泣」
大「ほんとめんどくさい、あっちいって」
樹「何が起きてんの?」
優「北斗がリモコンいじってたら大我が録画しといたアニメ消しちゃったらしくて、北斗はずっと謝ってるんだけどね…」
樹「だとしたらちょっと言い過ぎじゃない?」
大「は?」
樹「北斗はずっと謝ってんだろ?DVDとか借りたらいつでも見られるんだから良くね?」
大「うわ、でた。良かったですね〜、甘やかしてくれる兄ちゃんがいて。」
北「んん…たいに、ごめんなさいっ、泣」
大「っあ、」
やらかした、って顔をして出ていく大我。
北「ほくっ、たいにぃにきらわれちゃったっ、泣」
樹「嫌われてないよ、大丈夫。」
優「1番好きなアニメだったからな。しょうがないよ。」
北「ほっくんめんどくさいってっ、泣」
樹「勢いで口に出ちゃっただけ。本当はそんなこと思ってないよ。」
北「ほっくんもういっかいたいにぃにごめんなさいする、グス」
優「お、いい子だなぁ、行くか」
大我side
やばい、完全に言いすぎた…
北斗に嫌われてたらどうしよう…
色々上手くいかなくて北斗にあたるとか最低じゃん俺…
コンコン
優「大我、入るよ」
大「…ん、」
北「たいに、ごめんなさいっ、もうしないからっ、ほくのこときらいにならないでっ泣」
ボロボロ涙を零しながら俺のズボンを掴んで嫌わないで、と訴えかけてくる北斗。泣きすぎて過呼吸気味になっている。
大「北斗…俺こそごめんね。言い過ぎた。嫌わないよ、大丈夫。でもね、北斗」
北「グス」
大「次からは一緒に見よっか。リモコンの操作が分からなくなっちゃうんでしょ?」
北「コク」
大「でも北斗もテレビ見たいでしょ?」
北「みたいっ、グス」
大「だから俺と一緒に見よう。」
北「ん、たいにごめんなさい、グス」
大「ちゃんと謝りに来てくれてありがとう。ほら、もう泣き止んで!可愛いお顔が台無しでしょ〜笑」
北「ほく、たいにぃだいすき」
大「んはっ、ありがとヨシヨシ俺も北斗の事大好きだよ」
優「よし、ご飯食べよう」
大「北斗おいで」
北「たいに!!ギュ」
大「うわっ、急だなぁ、笑」
その後1日北斗は大我にべったりでした。
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