「そろそろ行かないと」バッグに携帯電話と財布を入れ、上着を羽織り玄関まで行った「じゃあ、行ってくるね」
「大宮様なにかあればすぐにお呼びください。」「うん!わかったよ」妃凪の頭を撫で
「セトも沖刃も私がいない間は社のことお願いね。」「わかった。 宮も気をつけて」「宮様もお気をつけて」使いの者達が鎧戸を開け「行ってきます!!」
「行ってらっしゃい!!」使いの者と我々三人で宮様を見送った。
「さて、私は花々の手入れをするか」
「….キバの旦那….」
「なんだセト?」
「オレさ….いや、やっぱりなんでも無い。」
「なんなんだ。セト、やる事ないなら花の手入れを手伝え。いいな」
「えぇー。」と声を出すも「早めに終わらせよ」「そうだな」少し笑い二人で庭の方へ向かった。
「そういえば妃凪ちゃんは?」
「これから菊理媛(ククリヒメ)様のところに行くらしい」
「ふ~ん、媛さんのところにね….まぁ、いいや早く終わらせよ」私とセトは、屋敷に咲いてある花々の手入れをすることにした。
宮様が見た時、花々が綺麗になっていたらきっと喜ぶだろうと思い花の手入れに専念した。
第1章終
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