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srnk 曲パロ 喧嘩
非国民的アイドルという歌からとっています。
また非国民的ヒーローという歌詞にも被っている箇所があります。
ぐちゃぐちゃな状態で書いているので分からないところは自分なりに考察してください
「ねぇ、ボビーはほんとに俺の事好きなの?」
「ほんとは俺のこと好きじゃないんだろ…最初からそう言えよ、俺がバカみたいじゃん」
ニキと喧嘩した。
原因は些細なもの。
喧嘩のうちに、俺が言われたくなかった言葉…いや、言われても仕方ないような言葉を言われた。
「本当は俺のこと好きじゃないんだろ」
ああ、脳裏にへばりついてしまった。
違う。
ニキのことは、ほんとに大好きだ。
でも、なんだかそんなに愛せない。
本当に、心の底から愛してみようと思ったけど、全部ダメだった。
過去の付き合ってきた女もそう。
全員別れ際に私の事なんか好きじゃないんでしょ、って言ってきた。
だからそうやって生きていくしかない、と思ってたのに。
分からなくなってしまった。
ニキとは自然に恋人関係になって、ただただ、好きになった。
好きになった時にはどうやっても戻れない。
戻ろうともした。
でも言葉もクソも空気も何も出なくて。
ウダウダしていたら、またこうだ。
「…何とか言ったらどうなの」
「…すまん…ごめんな…好き、好きなんよ…ただ、俺のやり方が下手くそなだけで…」
「…そ、ごめん、俺今何言われても嫌な言葉しか出てこねえわ。頭冷やしてくる」
そう言って、自室に入った。
ああ、気持ちだけはちゃんと言えた。
でも。謝罪の言葉と気持ちしか出てこない。
もう生き方まるで分からない。
これで言うと今の今まで生き方はわかったつもりでいたんだろうな。
変な時間に起きて、変な時間に食って、変な時間に作業して、変な時間に寝る。
夜も昼も上手く来ない。
俺の太陽はニキだけだった。
お前を太陽にして無理やり起きてたよ。
「…ええよなぁ、ニキは」
意識せず出てきた独り言。
声に出てたかも分からない。
わかってる、わかってるんだよ。
自分だって何とかやってける。でもお前もいたらもっとやってける。
やってくしかないんだよ。
でも、それでも天から与えられたもののせいにしたくなる。
ニキはまつ毛も長いし、顔はいいし、人ともすごくやってける。
あんなふうだけど運動もできて、彼は自分で学ぶ力を持っている。
俺はニキの持っているこれらの力が大嫌い。
嫉妬する。
俺は少し下手くそで不器用。その分苦労した。
ニキと出会ってから約4か5年。
ニキのいい所ばかり出てきて、嫉妬した。
羨ましい。
でもそうやってどうにもならないことが気に掛かってただ持ってるだけのニキを羨む自分が一番嫌い。
きっと自分が持ってても活かしや出来ないだろう。
俺は友達にも、恋人にも素直なことが言えなかった。
好き、大好きはずっと言えたって、
「辛い」や「苦しい」、「寂しい」「会いに来て」
は言えなかった。
まぁ、「好き」も「会いたい」も昔っから今も上手く言えないけどな。
人に助けを求めるのが情けなくて一人で抑えてた。
当てる矛先がないからストレスが溜まって、恋人への返事がよくわからなくなる。
俺が俺の1番嫌いで意味がわからない所。
恋人やら友達やらに言えばいいだろ。言えばいい。
でも言わなかったんだよ。馬鹿だったんだな。
本当の気持ちも書き込むことも出来ないROM専少年だったよ。
ニキと会うまではな。
nk side
「…ボビー、起きて…ごめん、急に出ていって…」
起きたら彼はソファで寝落ちしていて魘されていた。
冷や汗かきながら俺の名前を呼んでる。
喧嘩して、出ていった。
公園でタバコ吸いながら梅シート食ってて色々振り返ってた。
今思ったらガキみたいな喧嘩理由で面白い。
でもボビーには少し刺さったみたいで。
申し訳ない。
どっちも素直に謝ればよかったなぁ。
ごめんね、ボビー。
でも、こんなに苦しい思いしてるなら少しは頼ってよ。
俺なんか、頼れなかったかなぁ。