春
君と出逢って感じた衝撃。
あの時の言葉を君はきょとんとしながらも応じてくれた。
これから先の未来が楽しみだねって笑ったら、君もそうだねって笑ってくれた。
いつまでも一緒にいたい。
夏
初めてのお祭りデート。
人気者の君は同級生を超えて先輩からも誘われていたね。
でも僕との約束があるって断ってる事を聞いた時、胸が熱くなった。一生守り遂げたいって思った。
僕、こんなに愛されてていいのかなって聞いたね。
そしたら君は、勿論。大好きな人だからねって笑って言ったね。
その瞬間、嬉しさのあまり顔を直視出来ていなかったけど、一瞬、視界の片隅に君の暗い顔が写ったのは見間違いじゃないよね?
秋
君が倒れたと聞いた。
急いで保健室に向かったら、友達数人と楽しそうに話してた。
安心のあまりドアに顔を強打して、皆がこっちを向いて笑ってたね。君は恥ずかしそうに俯いてたけれど。
二人きりになった時、君は言ったね。
桜、見れるかなって。きっと見れるよ、僕は応じた。
パッて君の顔を見たら、泣いてた。ボロボロ大粒の涙を流して。
冬
記録無し
春
2度目の春。君と出逢った時を思い出して、泣いた。
何も出来ない自分が嫌いになった。
君と出逢って、もっと沢山の事をしたかった。
桜、見れるかなって言葉の意味。
今、わかったよ。