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そしてすごく短い
rd視点
ほんとに風邪引いた…
しかもクリスマスに引くとか、そんなこと…まぁ、あったりするか
rd「……ん?」
することがなく、暇なのでボーッとしながらなにもない天井を無意味に見つめながら水を飲んでいた。すると、突然後ろから優しく抱きしめられる。俺に こんなにかわいいことしてくれるのは一人しかいないわけだから、その抱き着いてきた人の正体は当たり前のように分かっている
水の入ったコップを置いて、後ろから伸びてきていて、俺の鎖骨あたりで交差している腕を両手でぎゅっと優しく掴みかえした。そして、その腕に頬を寄せ、もたれて目をつむった
すると、なにも言わずにその人はただ俺の頭を撫でてくれた。それはうとうとと眠くなってきてしまうほどに心地好く、優しいものだった
ゆっくりと目を開けると、長い間、目をつむりすぎていたのか眩しく感じる
目を擦りながら振り向いて後ろを確認してみると、予想していた通りの人物が少し心配そうにしている。それは言葉を交わさなくてもすぐに分かることだ
nq『ちょっとはよくなった…?』
「うん、大丈夫」
『そっか』
俺の返した言葉を聞いて安心したのか、小さく微笑んでいる
ただただその表情が本当に愛おしくてたまらない
それと…風邪うつすわけにもいかないし、早く風邪治るといいな…
というか、なるせがこうやって優しくしてくれること自体が一番の良薬で風邪なんてすぐ治るはずだから、心配することなんてないか
「なるせ、ありがとう」
『…?…うん』