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重愛

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重愛

6 - END

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2023年12月20日

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外がうるさい。

玄関にマスコミが溜まっている。ドアを叩き、叫んでいる。あいつらには迷惑という言葉が分からない。まぁそんなことどうでもいい

マスコミが来るようになったのは、玲の両親がテレビで玲を俺の家で見たという証言から警察やらマスコミやらが次々と来た。俺が外に出たことは1度もない。

玲の存在がバレるからとかそんな理由じゃなく、ただ関わるほどの時間がないから。

残り2日の日数を邪魔されてたまるか。俺と玲は2日後天国へ行く。地獄かもしれないが、どちらにせよ、玲と一緒に居られるならそれでいい

明日、玲の両親の秘密を世間に広める。社会的に殺してやるんだ。玲をサンドバッグとしか見ていないクズ共を俺が俺の手で苦しめる。玲もそれを望んでいる。

さぁ、楽しみだ。2日後は丁度新学期が始まる。玲と俺は同じクラスらしい。騒ぎを聞きつけた学校が玲と俺を同じクラスにして2人とも捕まえるという作戦を立てたらしい。馬鹿らしい。そんなことで俺らが捕まるとでも思っているのか。





2日後


玲が隣で眠っている。可愛らしい寝顔

この顔を今のうちに目に焼き付けておく。どうせ、今日で死ぬんだから。








玲side



朝目覚めると凪が居た。僕の事を見つめて何か考えているようだった。時計を見るとまだ4時

最後だから僕は凪と愛し合いたかった。

玲  凪 、シよ?


そういうと、凪は顔を赤らめた。とても可愛い

僕たちは最後に沢山幸せになった。2人で

気がつくともう7時で登校時間になった。マスコミが来てしまう30分前だった。そろそろ行かなくては……


凪  玲、すきだよ♡

玲  うん、僕もすき♡


死んでも一緒。生まれ変わったとしても……





学校に着くとクラスメイトの視線はこちらを向いた。凪へのブーイング。僕への心配。

正直うるさかった。凪はなにも悪くないのに、、逆に僕を救ってくれたのに何も知らない奴らが凪を責めていいわけない。手が出そうだった。

凪  うるせぇよ、愚民共。言われなくても居なくなるさ、この世からな(笑)


その言葉を聞いた先生は僕たちを捕まえようとしてきた。僕と凪はうまくかわして屋上へ走った。校内放送が流れる


3年2組  ○○玲くん、××凪くんを捕まえてください


鬼ごっこみたいでとても楽しかった。皆は足が遅くて、屋上のフェンスを越えるまで誰一人として来なかった。そこへ1人が来た。ルアだ


ルア  お前ら、こんな大騒ぎにしてまで死にてぇのかよ?

凪  黙れ

ルア  それで幸せなのかよ!?

玲  幸せだよ!!!凪と死ぬ事が僕の幸せ!!だから邪魔しないでよ❗

ルア  ……でもっ!!!

凪  黙れ!!!玲は俺と心中するんだ!!!


そういうと凪と玲は手を繋ぎながら飛んだ

そして、嫌な音が鳴り響く。









アナウンサー  ニュース速報です。✕〇高校の3年2組の○○玲さん17歳と××凪さん17歳が学校で遺体で発見されました。警察は屋上から飛び降りたとみて捜査を進めています。


アナウンサー   先程のニュースの○○玲さんの両親が玲さんに虐待行為していたとして逮捕されました。両親は容疑を認めており、「玲は邪魔だった」と証言しています。








END

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