休日の昼下がり。青井の家で会話をすることもなくただダラダラと過ごしていたとき、青井が話を切り出した。
「つぼ浦ってさぁ…自慰ってするの?」
「なんすか?じい?」
「え…あー…性処理はどうしてるのかなって……」
聞いた途端につぼ浦は心の底から軽蔑するような顔で青井を睨んだ。
「本当に確認したかっただけなんだって…そんな顔しないでよ…」
「あ、待って!」
「そういうの嫌なんすけど、知ってますよね」
「いやもう承知の上だよ!」
「あとセクハラになってるのも分かってるよ!」
「でも逃げないで!!」
「しがみつくな!重い!!」
「分かってんならなんで聞いたんすか!」
「だってこの前わざわざつぼ浦が聞いてくれたのに何もしないのはアレかなって思ったんだもん!」
「もんって言うな!…だったら さ、さっきのは聞かなくてよかっただろ!」
「ごめんて!聞き方が悪かった!」
「だから一回止まって?お願い」
「……」
「はい取り敢えず座って!」
「その、言い訳させて、折角つぼ浦が俺の期待に応えようとしてくれてるじゃん、だからこっちとしてもつぼ浦のために動かなきゃなって思ったんだよ」
「でも俺も全部知ってるわけじゃないから、つぼ浦の…なんて言うんだろ、どれくらいなら大丈夫か知りたくて…、嫌な思いしてほしくないし…」
ここまでどストレートに自分に対する気持ちを伝えてくるものだから、つぼ浦は恥ずかしさより嬉しさが勝った。
なんだか鼻の奥がじんと熱くなった気がした。
「お、ぉぅ…///」
「でも結局今下手な聞き方しちゃったね、ごめん」
「まぁ、良いっすよ。俺のことそんな…考えてくれてたんすね///」
「うん、大好きだから」
「……」
躊躇いのない愛の告白につぼ浦は思わず顔を手で隠してしまう。可愛い。
「…ね、またちゅーして良い?」
「…………ㇵィ」
普段の叫喚からは考えられない程か細い声で許可したのを青井は聞き逃さなかった
許可してから数秒して、つぼ浦は顔から手を下ろした
「サングラス外すよ」
「ん…」
「ふ、すぐ顔赤くなっちゃうねぇ」
頬を撫でながら優しく唇を押し当てる
緊張で硬くなった唇をも愛おしく感じた
「……鼻血出てないよな」
唇を離すと、ふとつぼ浦の口から溢れた心配に思わず青井は吹き出した
「ふはっ、くはは!」
「そ、そんな笑うか?笑」
「ぃ、いや ひひひ笑」
「ツボんないでください笑」
あーたまんねーなんて言いながらしばらく2人で幸せを噛み締めた
「あ、結局質問に答えてねぇや」
「え、そうやん」
「いやまぁ…正直、分かって無いんすよね…ソーユーの」
「したことないってこと?」
「…多分はい」
「おぉん……じゃ分かった!」
パン!と手を叩いて青井はつぼ浦に正面に向き合う
「これから俺がつぼ浦嫌じゃない範囲で教える。ゆっくりで良いからさ」
遠回しにこれから長い付き合いにするという宣言をした。
「んじゃあ…よろしくお願いします?」
「なんか…堅いなぁ笑 よろしく」
前回の作品本当に四桁まで皆様に応援してもらえるなんて思っても無くて…、贅沢聞いて下さり誠にありがとうございます。
閲覧後で申し訳ありません(物語を読みに来てくださった方に前置きをだらだら書いては鬱陶しいかもしれないので…)
爆速で書いたものなのでちょっと違和感あるかもしれないです。すみません😞
コメント
4件
違和感だなんて!?ぜんっぜん最高ですありがとうございます👍(ت)