第14話 奈落
あらすじ
大森は 湯ノ内の手によって身動きすら、取れない状況に追い込まれていた。
蟻地獄のように転がる状況から、脱出出来るのか…
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「…だが、それを求めるのなら
プライベートゾーンなんて言う下らない物は捨てなさい」
大森は、引き攣った笑いを浮かべた。
無理やり、目を細めると涙が零れた。
「…はい、捨てます」
湯ノ内は、じっとりとした笑みを浮かべると 大森の頬に触れた。
大森は 湯ノ内の張った巣にどんどん絡められて行く感覚があった。
しかし、もう逃げ道がない。
どこに行っても罠が張ってある気がした。
大森は本来の目的を、言い聞かせた。
自分の下を、ぎゅっと握るとゆっくりと動かした。
湯ノ内が耳元で囁く。
「あと17分しかないね、大丈夫かい?」
大森は湯ノ内を見上げると、甘えるようにキスをした。
舌を伸ばすと、唇をぺろっと舐めた。
少し離れて、湯ノ内の瞳を見つめてみる。
キスを返してくれる事を期待していた。
しかし、湯ノ内は口を開けてくれない。
心細くなって、湯ノ内の名前を呼ぼうとする。
すると、ふいに湯ノ内の手が下の先端に触れた。
大森は、肩を跳ねらせた。
驚いて触られた場所を確認する
珍しく、湯ノ内が優しく微笑む。
「君が素直になってくれたからね
ご褒美だ」
大森の内心は複雑だった。
自分が触れるよりは、イキやすいのかも知れない。
だが、こんな所を触らせる事を許している自分に嫌悪感が湧く。
しかし、大森はその嫌悪感を捨てた。
今はいらない
心の中で唱えると、瞳を閉じた。
湯ノ内の手のひらが、するりと大森の下を撫でる。
だが、やっぱり感覚が鈍い。
集中するとなんとなく、くすぐったいような気がするくらいだ。
大森は上唇を舐めると、意識を集中させた。
すると今度は 湯ノ内の指が、大森の耳を撫でた。
大森は集中していたので、ぞわっと快感が走る。
微かに震えると、耐えられず顔を背けた。
しかし、湯ノ内は大森を追い詰めるように残りの時間を告げる。
「あと15分だ」
大森は絶望した。
絶対、無理だ
そんな数分で
大森が涙ぐむと、 湯ノ内が頭を撫でる。
「大丈夫だ、私に任せなさい」
湯ノ内の言葉に、大森は切実な表情で見上げる。
「ほんと…?」
大森は藁にも縋る想いで、腕を掴んだ。
湯ノ内は、大森の表情を舐めるように見渡した。
「気持ちのいい場所があれば
私に教えなさい、 できるかな?」
大森は、湯ノ内が着々と駒を進めているのが分かった。
今の自分は、隙だらけなんだろう。
いっその事、さっさと王手を取って欲しい。
大森は口角を上げると、こくこくと頷いた。
一言でも話せば、泣き出してしまう気がした。
湯ノ内の指先が、耳の外側を撫でる。
大森は胸に寄りかかると、全てを預けた。
指先が耳の裏側に移動する。
少しだけくすぐったさの中に、快感があった様な気がした。
湯ノ内が そこを何度か、くすぐるように撫でた。
無意識に大森は、つま先をぱたぱたと動かした。
やはり気持ちいいよりも、くすぐったい。
湯ノ内の指先が、肌の上を滑るように移動する。
首から、肩に、そして胸元を撫でる。
そのまま、突起の周りを円を描くようにくるっと滑った。
大森の肩が勝手に跳ねた。
瞑っていた目を開けると、湯ノ内を見る。
これはただ、くすぐったいだけなのか。
それとも、気持ちいいという事なのか。
分からない。
すると、湯ノ内が突起を指先で弾いた。
「ん゛、」
大森は微かに声をあげる。
これは “気持ちいい” かもしれない
そう思った瞬間、羞恥心が湧き上がった。
途端に、湯ノ内の顔を見れなくなってしまう。
湯ノ内の指が潰すように、突起を押し込む。
ぞわっとした快感に腰が動く。
大森は、つい吐息をあげた。
「は、ぁ…」
すると、上から湯ノ内の声がする。
「おかしいね、気持ちがいい場所は教えてくれると聞いたんだけどね」
大森が顔を、ぱっと上げる。
湯ノ内が続ける。
「うん、ここは好きじゃないみたいだ」
そう言うと、湯ノ内は検討違いの場所を触り始めた。
大森は、どうにか恥ずかしさを押し込む。
そうだ、躊躇してる場合じゃない
また、あれを体験するのは絶対に嫌だ
大森は小声で囁く。
「まって…」
湯ノ内が、じっと大森を見下ろす。
大森も湯ノ内と目線を合わせる。
「さっきの所…」
話している最中にも 、羞恥心が溢れ出して熱が上がっていく。
顔が赤くなっていくのが分かる。
大森は俯くと、小さく呟いた。
「…き、きもちい…かも」
羞恥心が邪魔をして、気持ちがいいとは言い切れなかった。
湯ノ内の声が耳元でする。
「どこかな?
さっきの所では分からないね」
大森は恥ずかしさから、微かに震えた。
本当は分かってるくせに
乾く唇を舐めると、ぼそっと言う。
「む、むね…」
大森は身体の部位で答えた。
その瞬間、なんでこんな所が気持ちがいいのか。
自分は変態なんだろうかと言う想いが湧く。
湯ノ内の手が胸元を撫でる。
「ここかな?」
大森は頷く。
しかし 湯ノ内の指先は突起の周りを撫でるだけで、肝心な所には触れてくれない。
大森の羞恥心が、苛立ちに変わっていく。
恐らく、ちゃんと言わないとそこを触ってくれないのだろう。
大森は、俯いて息を吸う。
手を握りしめると覚悟を決めた。
「湯ノ内さん」
大森は湯ノ内の手を、そっと掴む。
そのまま、湯ノ内の指先を胸の突起に持っていった。
そして、湯ノ内を見つめる。
「ここ…触って」
湯ノ内の口角が上がる。
冷めた瞳の中で、何が微かに動いた。
湯ノ内の人差し指が、突起を優しくさする。
大森は くすぐったさと物足りなさで、微かに身を捩る。
今度は、円を書くように刺激される。
気持ちの良さが じんわりと滲んだ。
大森はそれを出来るだけ、感じ取ろうと瞳を閉じた。
優しく擦られると、快感の波が少しづつ大きくなっていく
何故か下腹部がぞわぞわと疼いた。
その時、湯ノ内が突起を爪で弾いた。
「う゛、ん」
大森が小さく喘ぎ声をあげる。
ちらっと、配信をしている二人を見た。
二人は こちらに目線を投げる事なく、配信を続けている。
湯ノ内の爪が、突起の先端を弾く。
電気が流れたような快感が走る。
大森は耐えられず、湯ノ内の上着を握りしめた。
何とか声は抑えたが 、快感が毒のように溜まっていく感じがする。
湯ノ内は右手で触れながら、もう片方の手で腰を撫でる。
大森の眉が悩ましそうに、下がる。
薄く瞳を開けると、そっと息を吐いた。
その手が、腰から、太もも
そして、股間をするっと撫でた。
大森の身体が強ばる。
すると 湯ノ内は手のひらで、下の全体を押し潰すように擦り上げた。
「く、ぅ」
吐き気のような快感が、腹の底から込み上げる。
それが、大森にとっては未知の体験で身体が粟立った。
困惑している間も、湯ノ内の手が止まらない。
手のひらが 下の先端に移動すると、円を書くように刺激する。
パチパチとした快感が弾ける。
「っ!!」
大森は飛び跳ねると、湯ノ内の胸に顔を埋める。
吐く息が熱い。
自分以外の手で、これほどの快感を感じるのは初めてだ。
大森の心は恐怖と羞恥に飲まれた。
しかし、その中に微かに安堵の匂いがする。
本当にイケるかもしれない
そう思うと少しだけ、羞恥の紐が解けた。
さらに 湯ノ内は 指先と手の甲で、絞るように下を擦り上げた。
つま先から、何かが全身を廻る。
大森は、ぐっと腰を逸らすと耐えられずに声を上げた。
「んっ…あ、」
その速度が徐々に速くなっていく。
内蔵が締め付けられるような
じっとできない程の快感が、腰に溜まっていく。
それは 湯ノ内が下を刺激する度に、じりじりと焼けていった。
大森の呼吸が、速くなっていく。
焦げるような快感をどうしたらいいのか分からず、大森は頭を振った。
さらに追い込むように 湯ノ内の指が、下の先端を弾くように刺激した。
「…あっ!!」
大森は強烈な感覚に耐えられず、叫ぶように喘いだ。
身体の震えも抑えられない。
配信中なのに、こんな声を出したらまずいと頭の隅で思う。
しかし、痺れるような快感がその考えを滲ませていく。
湯ノ内の手のひらが、包むように下を握る。
そして、緩急をつけて上下に動かした。
「う゛!!…あ、あ゛」
どうしても、声が出るのを抑えられない
思わず理性が、快感に蓋をしようと足掻く。
しかし、湯ノ内に優しく耳を撫でられるとそれも溶けてしまった。
少しづつ高ぶっていく快感に、じっとりとした恐怖心が湧く。
湯ノ内のスピードが徐々に上がっていく。
それに引っ張れるように、心臓の鼓動が速くなった。
「は、っ、ぅあ…」
呼吸の音に、少しづつ甘さが混ざっていく。
息を吸っても吐いても、苦しい。
大森は、心の苦しさに顎を上げた。
湯ノ内は、その様子を観察する。
首輪を撫でると、大森の瞳が一瞬で恐怖に染まった。
しかし 汗ばんだ身体に、濡れている性器
もうそろそろ、次のステップに進めても良さそうだ。
湯ノ内は秘書にアイコンタクトをする。
秘書は既に用意していた物を、湯ノ内に手渡した。
大森はそれに気づくと、湯ノ内の手元を見つめた。
そして、驚きで息を吐いた。
湯ノ内が持っていった物は巷で、TENGAと呼ばれている自慰行為の道具だ。
この状況で湯ノ内が、自分で使い始めるわけがない。
誰に使うのか、もちろん検討はついていた。
しかし、大森は情けなく湯ノ内に聞く。
「…これなに」
湯ノ内は満足そうに笑うとTENGAのフィルムを剥がす。
「これはね、普通の物とは違うんだ
私が特注で作らせている 」
湯ノ内の言葉に、大森はさすがに引いた。
本来は自分のお金をどう使おうが、どうでもいい事だ。
しかし そこにお金をかける湯ノ内が、どうしても惨めに思えた。
居た堪れない気持ちになって、苦笑いをする。
湯ノ内は言葉を続けた。
「これは君のように、快感を敏感に拾う人でも気持ちよくなれる
非常に柔らかく、しかし刺激が薄い訳でもない」
大森は困った顔で湯ノ内を見つめた。
俺は敏感体質じゃない
むしろ逆だ
何を勘違いしてるんだろうと心の中で首を傾げた。
湯ノ内がTENGAの中にローションを入れていく。
その様子を、大森はそわそわとしながら見た。
そもそも、普通のすら使った事がない。
どんな感覚なんだろう
心の奥が、浮き立つ。
大森は、はっとすると頭を振った。
何を期待してるんだ
いや、何も期待なんてしてない
自分で浮き立った心を叩き落とす。
しかし それでも湯ノ内の手元にある筒から目が離せない。
湯ノ内は筒の入口を、大森の下の先端に当てた。
それだけで腰から、ぞわぞわと快感が湧く。
大森は 少しの恐怖を誤魔化すように、湯ノ内の胸元に頬を寄せた。
湯ノ内は手の中にあるTENGAをゆっくりと動かした。
筒状の柔らかい物質が先端を飲み込む。
その瞬間、言い表せない甘い快感が背骨を走った。
「は、…」
大森は、つい腰を反らせて湯ノ内の手を止める。
まずい、予想以上に気持ちがいい
「ま、って」
大森は細かく震えながら、囁く。
しかし湯ノ内は、それを根元まで押し込んだ。
「う゛、ん!!」
大森が切羽詰まった声で鳴く。
配信をしていた藤澤と若井は、身が縮むような想いになった。
藤澤が誤魔化そうと口を開くが、大森が叫んだ。
「む、むり!動かさないで!!」
藤澤は、終わったなと思った。
どこから、どう聞いても大森の声だ。
藤澤は曖昧な笑みを浮かべると、話す。
「あ…元貴帰って来たんで、終わりまーす
またねー」
そういうと、さっさと配信を切った。
若井が慌てた顔で藤澤を見る。
勝手に配信を切ったら、もうゲームとして成り立たないのかも知れない
しかし、大森の喘ぎ声が世界中に流れるよりはマシだと思った。
一方、大森は配信が切られた事に気づく余裕すらなかった。
湯ノ内が手を上下させると、大森は悲鳴のような声を上げた。
「あ゛!!や、めて!!」
さらに、湯ノ内はぐるりと筒を回転させた。
「う゛!!」
大森が腰を反らせると天井を見上げる。
休む暇も与えぬまま、 筒を上下に動かす。
大森が絞り出すような声を上げた。
「うー!!もうい゛い!!」
大森が頭を振ると、湯ノ内の手を抑える。
強い力で掴まれるので、動かしずらい。
仕方なく湯ノ内は、座っている若井に視線を走らせた。
そして、手招きしながら呼びつける。
「若井くん、こっちに来なさい」
若井が弾かれたように、顔をあげる。
大きく開いた瞳で、湯ノ内を見つめた。
「勝手に配信を終わらせたね?
私を怒らせたくないのなら、言う通りにしなさい」
若井はゆっくりと頷いた。
しかし、隣の藤澤が勢いよく立ち上がると言う。
「配信を勝手に終わらせたのは僕です」
湯ノ内は若井から目線を藤澤に移した。
藤澤は背筋を伸ばすと、断固とした姿勢で発言する。
「僕が行きます」
しかし、湯ノ内は顔を振るという。
「いや君では意味がない
私が用があるのは若井くん、君だ」
藤澤が悔しそうに、眉を顰める。
若井は立ち上がると、藤澤に言う。
「俺は大丈夫」
若井は覚悟を決めると湯ノ内の方へ歩いた。
すぐに湯ノ内は若井に指示をする。
「大森くんの腕を抑えていなさい 」
若井は小さい声で聞き直す。
「え、」
湯ノ内の瞳が若井を射抜く。
若井は反射的に返事をした。
「あ、はい…分かりました」
若井はちらりと大森を見る。
その瞬間、刺されたような衝撃が走った。
大森の瞳はとろりと溶けていて、 薄く開いた唇は赤く色づいていた。
とんでもない妖艶な雰囲気に、若井の視線が唇に引き寄せられる。
柔らかそう
脳が勝手に、口の中の感触を想像してしまう。
湯ノ内が若井に言い放つ。
「さっさとしなさい」
若井は飛び上がると、返事をする。
「は、はい」
若井は大森の後ろに立つと、手を伸ばす。
一瞬の躊躇の末、手首を優しく握った。
そして、そのまま頭の後ろに持っていく。
大森は相手が若井なので、素直に従った。
湯ノ内の目線が、再び大森に戻る。
大森の身体が震える。
若井にも、それが伝わった。
湯ノ内はゆっくりと筒を引き抜いていく。
大森の身体が、微かに前屈姿勢になった。
腕も、ぐっと前に引っ張られる。
その僅かな反応だけで、若井の心が浮かぶ。
快感なのか不快感なのか。
どちらにしろ、大森が反応している。
若井は、大森の表情を観察した。
今、何を思ってるんだろう
湯ノ内が再び、筒を根元まで押し込む。
大森は後ろに若井がいると思うと、恥ずかしさでブレーキが掛かった。
微かに、息を吐く程度に留める。
しかし湯ノ内が余裕を奪うように、筒をねじりながら引き抜く。
絞り上げられるような感覚に、 耐えられず喘ぎが漏れる。
「う゛ぅ、あ…」
さらに、勢いよく筒を根元まで押し入れた。
「あ゛!!」
大森の身体が飛び跳ねる。
頭が溶けるような快感だ
羞恥や理性が解けていく。
その後も、湯ノ内は引き上げる時はゆっくりと
挿れる時は打ち付けるように、 緩急をつけて筒を動かした。
それを、何度か繰り返す
すると今まで耐えていた大森が、突然暴れ始めた。
足をバタバタと動かすと、まるで泣き出すように叫ぶ。
「そ、れ!!やだ!!」
大森の太ももが痙攣を始める。
湯ノ内は、余裕の笑みを浮かべた。
「どうだい、 気持ちがいいだろう?」
大森は必死で顔を振った。
湯ノ内は、スピードを早める。
大森が喘ぎなのか泣き声なのか、よく分からない声をあげた。
「う゛、えぇ」
湯ノ内は耳ともで囁く。
「さぁ、そろそろ時間がないよ
さっさとイった方が身のためだ」
大森の虚ろな瞳が揺れる。
諦めたように、身体の力を抜くと湯ノ内に胸に頭を預けた。
吐く息が喘ぎのような声に変わっていく。
「は、あ、あ゛」
大森の甘い声に、 若井の下腹部がじんと疼く。
つい、掴んでいる手首を強く握った。
大森の身体が、無遠慮に湯ノ内に触られている。
若井の中にも、その 怒りがあるはずなのに
大森の溶けた表情を見ると消えていく。
揺れる髪の毛から覗く瞳が、だらしなく開いた口が、濡れた唇が
若井の胸を、強く掻き乱した。
一方、 湯ノ内は大森の力が抜けた事を確認する 。
丁度良いタイミングだ。
湯ノ内は、親指で筒の側面にあるボタンを押した。
カチッと音がすると その瞬間、筒がブルブルと振動し始める。
「う゛、え?」
大森が、間の抜けた声をあげる。
湯ノ内が筒を引き上げると、大森が叫ぶ。
「ひ…や、ば!!」
腕を揺らすと、若井の拘束から逃れようと暴れる。
しかし、若井は決して腕を離さなかった。
大森の限界が近いと思うと、興奮から身体の体温が上がっていく。
「うー…ん゛」
大森が唸ると、腰が動く。
がくっと、頭を項垂れたり
そうかと思ったら、突然首を反らせたり
忙しく動き始めた。
湯ノ内はそろそろ絶頂に届かせようと、 筒を回しながら上下させた。
「ぁ…あ゛!!」
大森の身体が激しく跳ねる。
ぶんぶんと頭を振る。
もはや、下半身の感覚がない。
とめどなく襲ってくる甘い快感に、大森はただ叫ぶ事しか出来なかった。
湯ノ内は、さらに緩急をつけて繰り返した。
快感が大きな波になって大森を飲み込む。
抑えていた何かが弾けそうに震えた。
大森は、湯ノ内の胸に顔を埋める。
湯ノ内が耳元で囁いた。
「気持ちいいね」
その言葉で、抑えていたそれが弾ける。
快感に足を引っ張れるように
落ちていくように、理性や自尊心が溶けてゆく。
大森は腰を反らすと、一層 際どく喘いだ。
「んあ゛、あ゛!!」
若井の手を、ぎゅっと握ると前から体液を放出する。
ライブ終わりのような開放感と倦怠感が身体を包む。
大森は 湯ノ内に寄りかかると、荒い呼吸を繰り返した。
コメント
35件
ぴりちゃああぁぁぁごめんよ😭見るの遅れたぁぁ(( 今回も自然と口角が、、、((
配信切っちゃったかぁ〜…大丈夫かなぁ 今回も最高です!! 次回も待ってますっ!!
さすがにね、、配信切っちゃうよね、、大森さんまさかついに、、 若井さんもなんか参戦しそうな勢いだけど大丈夫かな?? 次回も楽しみです!!