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🎈サイド
🎈「…ん…!…え…!?」
目が覚めた。そう、自分の部屋で目が覚めた。
タヒんでいない。確か昨日びびくんがトラックに引かれて…そこから俺もその近くで倒れたんだっけ…?もしかして…!
🎈「…!8月14日の23:50…!なぁんだ夢かぁw」
時間が戻っていることであの出来事が夢だったと確認できた。
変にリアルな夢だったな…w
🎈「腹いせにゲームしてやろ〜っとw」
あれを夢だと思いたかっただけ。俺はわざとらしく笑って見せた。
そんな俺の思考を塞ぐように蝉はうるさく鳴いていた。
ピピピピッピピピピ…
🎈「うー…いまなんじ…」
スマホのアラームで目を覚ます。
昨日確かゲームしてて…あれ?この展開どこかで…?
🎈「…12:32かぁ…もっかい寝よっかなぁw」
まさかこの後びびくんからLINEが来たり…?
🎈「いやいや…んなまさか」
その瞬間LINEが鳴る。
見てみるとびびくんからのLINEだった。
️️️⛅️「今日遊ぼーぜ」
🎈「は…?やっぱりこの会話…」
不安だったけどとりあえず返信をする。
🎈「眠いから無理」
️️️⛅️「おけ!じゃあ1時にいつもの公園な!」
🎈「話通じねぇなwまあ暇だからいいけど」
まぁまぁ…!どうせただの夢でしょ!w
そんなことより早く昼飯食べて公園行こっと…!
公園でびびくんと会う。別に夢を信じている訳じゃなかったけど、怖かったからアイスは持ってきていない。
️️️⛅️「いやガチであちぃな…」
🎈「ねー…俺ん家でアイスでも食う?」
️️️⛅️「いいな!行く〜!」
公園に居てタヒぬなら俺ん家に行けばいい。
信じてはいないけど、親友を失いたくないから。
向かいの通りから猫がこっちに向かって歩いてくる。あいつは…!びびくんが夢で撫でてた猫だ。あいつが道路に飛び出てびびくんが庇ったから…!!
🎈「ほら!早く行こ…!」
慌ててびびくんを急かす。
️️️⛅️「まぁまぁ落ち着けよwタヒぬわけじゃないだろ?w」
タヒぬんだよ!!!
🎈「いいからいいから!」
急いで大通りに出る。
ここまで来れば…!
️️️⛅️「…!こーく!!危ない!!!」
え…?びびくんなんで俺を突き飛ばしたの…?
なんで…周りの人達は…上を見てるの…?
ドシャーンと音が聞こえた。近くの工事現場の鉄柱が落ちてきたらしい。
🎈「…?びびくん…?なんで寝てるの…?」
びびくんは横たわっていた。
俺はやっと理解できた。
また…びびくんはタヒんじゃったんだ。
上から降ってきた鉄柱に気がついてなかった俺を庇って。
🎈「ねぇ…夢だよね…???早く起きてよ…俺ん家でアイス食べよ…?」
?「夢じゃないですよw」
🎈「…誰」
返答は帰ってこなかった。
目眩がする…また気絶して元に戻ってるのかな…
びびくんの隣に倒れこむ。
ごめんねびびくん…俺を庇っ…て…?
いや違う。なんで?なんでお前…
🎈「笑ってるんだよ…?」