テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
yっ…はぁ、はぁ…っ
息が苦しい、逃げなきゃ行けないのに
足が震えて上手く歩けない
それでも必死に足を動かす
でも、アイツに勝てるわけもなく、体力だけが削られていく
yは…もぅ、無理……
そこで俺は座り込んでしまった
後ろを振り向くと
yひっ…
顔がぐるりと回転し、四つん這いの何か、黒い物体のような、
人の形をしているのに、目や、鼻がなく、血で汚れている口だけがそこにある
だんだんと距離を詰めてくる
俺は本能からもうだめ、と悟った
しかし人間の生存本能とはすごいものだ
もう無理だとわかっているのに、生きたい、死にたくないって体が勝手に動く
動かない足をなんとか動かそうと、俺は地面に這いながら進んでいく
yはっ…は…痛い…逃げなきゃ……
膝や肘、ありとあらゆるところが地面と擦れて血が滲んでる
痛い、誰か助けて、
その時だった
あ”あぁ”あああああ"!!
yあ”っ…がっ!
アイツが叫んだ、
五月蝿いなんてレベルじゃない、耳が潰れそうだ、
脳まで響いてきて、頭がぐわんぐわんする、
必死に耳を抑えると、血が出ていることに気がついた
声がやみ、自分の手を見る、
耳から出た血で、手が真っ赤に染まっていた、
そんなことより逃げなきゃ、
そう思い、上を向いた
yえ
アイツがいた、先程とは違い、四つん這いの状態から立ち上がっていた
四つん這いの時よりも何倍も体が膨れ上がり、自分の身長より
1、2倍はあるだろう、大きな口が目に止まった
あ、死ぬ
直感でそう察した
俺の何倍もある、その手を使い、指でヒョイっと持ち上げられる
yっ…いやだ!死にたくな…い!
涙をこぼしながらも必死で叫んだ、もしかしたら誰か助けてくれるかも知れない
手足を子供みたいにバタバタさせて、必死に叫んだ
喉が枯れそうになったけど、頑張った
だんだんとそいつの息を吸ったり吐いたりする音が聞こえる
そして、上を向いて、俺の体ごと手を口の上に持っていく
yいやっ…!待って!助けて!
お願い、止まって
止まって
止まれ
止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ止まれ
その瞬間俺の体は空中へうき、アイツの口の中目掛けて落ちていった
絶望の声で
yねぇ…なんで…
yなんで止まってくれなかったの?
画面の前のあなた
バクン
コメント
15件
最後の怖くて好き(? みにゃ今日の夜話せる〜?
みにゃ!!!!!!!!!!!! テラー出来たんや!!
わあ…最後の「画面の前のあなた」にゾッとしました。第6話にしてこの仕掛け、やられましたね。逃げても逃げても追ってくる存在の圧迫感と、全身で叫ぶyくんの絶望がひしひしと伝わってきて、読んでるこっちまで息が苦しくなりました。微ホラーとありますが、じわじわ来るタイプで好きです…!みにゃさんの書く恐怖描写、距離感の取り方が絶妙ですね。続きが気になります。
498
#イラスト
おケツのすけ
58
#魔法
琴葉_ 🍮🥄
105
#ご本人様には一切関係ありません
匿名Aだあよ
191