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瑞希side

「とうちゃーく!」

やっとボクの家に着いた〜…意外と遠かった…

「へぇ?ここが瑞希の家なんだ〜」

「親とか居ないのかよ?」

「だいじょーぶだいじょーぶ!親いないから!」

「そ、そうか…」

「ほら!いつまで突っ立ってんの?早く入ろうよ」

「いやそれボクが言うセリフだからね?杏が言うことじゃないからね?」

「細かいことは気にしなーい!」


____________________

彰人side


「それで?何を話すの?」

杏が口を開いた。

あぁ、そういえば話してなかったか?

「これからの司先輩のことだ。」

「まあ、そんな感じだよね〜。」

「それなら司センパイに直接聞いた方がいいんじゃない?」

「そうだね…。彰人聞いてよ。」

はぁ?また俺?

と、前の俺だったら言ってたな。

「分かってる」

「なぁ、司センパイ。司センパイはどうしたい?これからの…高校のこととか、あいつらのこととか…。」

司センパイは少し目をぱちぱちさせて

「…もう、高校に行きたくない。あいつらにも、会いたくない。」

「そうですか。」

まあそりゃそうだよな…

でもあの神代センパイ達の事だ。絶対に司センパイに会いに行くだろう。

どうすっかな…。


“セカイ”はどうだ?

セカイだったら…でもな…。

ふと前を見たら冬弥と杏も同じことを考えてるような顔をしてた。何故か暁山も悩んでいた。


「なぁ。」

司センパイが唐突に口を開いた









セカイって知ってるか?

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