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#命の選択
ぷち
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『彼等が死ぬか。私が死ぬか。』
〜Will you continue to die every day
or will you face Tomorrow?〜
※死ネタです。苦手な方は🔙お願いします。
ベリ主、ロノ主。それぞれの視点でお楽しみ下さい。
Day.18『シロ』
頑固で己の芯を貫く貴方に私が今から死ぬから庇わないでって言ったら、何を馬鹿なことを。って怒られるかな。真実なんだけどな。貴方に死んで欲しくない私の気持ちを解って欲しいだけなのに。
○月✕日 シロと別邸2階で過ごしていた。
『……。』
シロの描く絵を私は静かに見ていた。
(シロの描く絵はいつも綺麗だな…。)
『ねぇ、シロ。』
『…なんだ。』
シロは手を止めずに絵を描く。
『……なんでもない。』
『…はぁ。嘘をつくな。』
『……っ。』
シロは筆を置いて私の方に来る。
『お前の声色を聞けば分かる。我に何も用もなく話しかけるはずがないからな。』
『ふ、ふふっ。そうだね…何も用もないのに声なんてかけたら怒るもん。』
『……。』
『…ねぇ、シロ。私、死ぬんだ。これから。』
『……!』
…貴方もなんだ。知ってる癖に。知らないフリして。
『今日…天使が現れて、私が死ぬの。
だけどね。執事がそれを庇うの。私が死ぬのが嫌だから。そして……それが繰り返されるの。』
『お前が死んだら…執事達が悲しむ。そして……。』
『…シロは悲しんでくれないの?』
『……ああ。』
『…そっか。それなら――』
庇わないでくれるよね。
『絶望はするだろう。』
『え?』
『絶望のあまり…涙など、零せない。我がいながら、何故守れなかったのだと、後悔するからだ。』
『……っ。違うんだよ、シロ。』
私はシロの顔に触れる。
『私が、死ぬはずの未来を…みんなが歪めてるのよ。私が死ぬのを止めないで。正しく今日を迎えて、やっと、明日を迎えられるのよ。
みんなが望んだ…私のいない…この世界。』
『っ、お前が居ない屋敷も、世界も我は興味はない!』
シロは声を荒らげて私を押し倒す。
ドサッ!
『そんな戯言…二度と口にするな。…お前がなんと言おうと、我はお前を助ける。お前に恨まれようとな…。』
ギリッと私の手を握る。
この痛みは…シロの心の痛みなんだね…。
でも、私にも分かるよ。もう沢山失ったの。命も、信頼も…そして、私自身も。
ヴーヴー!
静寂を切り裂く音が響いた。
『……時間だな。』
シロは長い髪をたなびかせる。
そして、私の手を掴み、物置部屋に私をほおり投げる。
ガチャンッ!
『っ!?シロ…?』
『お前がここを出る頃に…我はもういない。
お前がいてこその、屋敷だ。そして、執事達の望む世界だ。』
『っ、開けて、開けてよ!!』
ドンドンッ!!
『無駄だ。執事がお前を死なせまいとするなら、ここに閉じ込められても開ける執事などいないからな。』
バタンッ。
シロは別邸から出ていく。
『そんなの、許さない…っ。みんなが死ぬのなんて、絶対に許さないんだから……っ!』
屋敷の庭
『悪魔執事の主はどこ?』
『貴様に教える義理はない。』
『へぇ…君一人で主を守れるの?』
『ふん…我は守るのではない。』
『は?』
『あやつの代わりに、我が死ぬだけだ。』
我は剣を構える。
『へぇ…まぁ、どうでもいいけどね。君を殺した後に主を殺せれば。』
数時間後――。
ドカッ!!
私はドアを何回も蹴る。
『この部屋窓もないからドアを壊すしかない…。』
私は必死にドアノブを蹴る。
バタンッ!!
ドアノブが外れ、鍵が壊れる。
『シロ……っ!』
急いで庭に向かう。
『シロ、シロ――…。』
『…たわ、けが…なぜ…。』
シロが血を流し倒れ込んでいた。
『あ、きたきた。ふふ、悪魔執事はもう動けない。君から来てくれるなんて好都合…!』
『っ……!』
(今度こそ、死ねる。シロはもう動けない。
さよなら…。)
ぎゅっと目を瞑る。
『く…っ!』
ザシュッ!!ビシャッ!!
生暖かいものが私の顔にかかる。
赤黒いもの、血だ。誰の……?
『ぐ、は…っ。』
シロはそのまま倒れ込む。
『……なんでまだ動けるんだろう。そんなに主が大事なの…?つまらない…私は悪魔執事が絶望するのが見たいのに。』
バサッ。バサッ。
それだけ言い残し、ケルビムは空へと飛んで行った。
『……目を開けて、シロ…。』
『――。』
『怒ってよ、ねぇ、なんで来たのかって、怒ってよ!いつもみたいにさぁ…っ。シロってばぁ!!』
私はシロの顔を撫で大声で叫ぶ。
『はぁ、はぁ…っ。大嫌い…。私を庇うみんなも…私も大嫌い…っ。』
シロの剣を握り、首元を掻っ切る。
ドサッ。
この物語も、そろそろクライマックス。
最後の涙する結末を…最後まで見届けてください。
エンディングは多数紹介しようと考えています。どうぞらお楽しみに。
コメント
3件
泣きました... シロシロ〜声を荒らげるのはらしくないなぁ それほど嫌だったんだろうなぁ知っていても、変えられないし、 受け入れられないよなぁ「主」「執事」が〇ぬ決まっているからなぁ いつも神作ありがとうございます!
うわ……シロの回、めっちゃ重くて切なかった……。 「絶望はするだろう」って台詞、シロの本心が全部詰まってて刺さったわ。普段ああいう口調のやつが本音見せるところ、グッと来るよな。最後庇って死ぬとこも、もう無理……ってなった。 エンディング複数あるってのも気になるし、ちゃんと最後まで見届けるわ🔥