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『はぁ……』
想也兄さんと別れて
私は今、莉犬さん達と初めて会った
川に来ている
『…………』
あの日、莉犬さんに助けて貰わなかったら
私は今ここにいなくて
こんなに楽しい人生を過ごせるとは
思ってもいなくて
莉犬さんに助けて貰って
名前を貰って
楽しさを教えて貰った
また…付けてくれた名前を
呼んでくれないかなぁ…
❤️「こんな所で、何してるの?」
❤️「未来ちゃん」
『…………!』
❤️「無事でよかった」
『莉犬…兄………(泣)』
私は莉犬兄に駆け寄って
抱きついた
❤️「○○……ごめんね……ごめん……」
『違う…違います……莉犬兄は悪くありません……悪いのは私です……あの時会ってたことを黙ってた私が悪いんです……ごめんなさい……』
💙「いやいやどっちも悪くないでしょ」
『…ころんさん………』
💙「ここにいるかな〜とは思ったけど本当にいるとわね〜」
💛「まさか…本当にあの時会ってたんですね」
💗「あーなんか思い出してきたわ。兄ちゃんが名前付けていい?とか聞いて」
💜「莉犬くん、聞かせてくれる?どうして未来にしたの?」
❤️「え〜内緒だよー」
🧡「なんやケチー!教えてくれてもいいやんけ!」
❤️「○○には後で教える〜」
💛「なんですかそれ!」
『……クスッw…』
『あはははw』
❤️「…あははっw」
💛「www」
💙「www」
💗「wwwww」
💜「はははwww」
🧡「www」
笑った、たくさんたくさん
悪い事を弾き飛ばすように
たくさん笑った
<莉犬side>
『あの…………り……………莉犬兄……未来って名前を付けてくれた理由って…』
俺の目を見ながらキラキラした瞳で聞いてくる
俺の可愛い妹
2年前は、見るに堪えない姿だった
瞳に光はないし、つねっても痛がる素振りを見せなくて
痛みを感じなくなってて
汗一つかいてなくて「あぁ、この子は暑いのも分からなくなっちゃたんだ」って思った
枝のように細い腕 その腕にたくさんの痣があった
服もよく見たらボロボロだし
所々汚れてた
こんなに優しい○○を殴って
雑用に使ってたやつを
俺は絶対に許さない
俺が○○に未来って名前をつけた理由は
この子が明るい未来を掴めるように
この子に明るい未来が待ってるように
この子に明るい未来を見て欲しいから
だから、俺は当時の○○に
未来って名前を付けた
今は○○っていう可愛い名前があるけど
それでも○○は
俺が「未来」と呼ぶと
嬉しそうに微笑んでくれる
○○に明るい未来が来てよかった
俺たちが○○のお兄ちゃんになってよかった
莉犬くんメインになっちゃってますね
(ごめんなさいぃぃ)
次回から
ころんくんたちもsideを作って
色々話してもらおうと思います!
じゃおつれも〜🍋🍋
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続き楽しみにしてます!