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あうゅに@投稿しばらくお休み
2,015
第三章-第四話
《ya.side》
noさん。
俺はこの人が何を考えているのか、初めて出会った時からずっとわからない。
俺がnoさんと出会ったのは、実はこのシェアハウスができる少し前のこと。
〜〜〜
no「君がyaくんですか?」
ya「は?」
ya(なんでこの人、俺の名前知って…)
突然、俺の住む家にこの人は現れた。
そしてとんでもないことを言ってきた。
no「僕と一緒にシェアハウスしませんか?」
ya「はああ!?」
意味がわからなかった。
なんのために?
なんの必要があって?
一体何が目的なんだ?
しかし、驚くべきことはそれだけではなかった。
no「住人は僕と君も含めて12人になる予定です。そして全員が“訳アリ”な事情を抱える人たちです」
ya「ちょ、ちょっと待てよ!訳アリって…そんな怪しい奴らと一緒に住めっていうのか?そんなのお断り…」
no「君だって…訳アリでしょう?」
ya「…は?」
この人は…全部知っていたのだ。
俺の過去の全てを。
犯した罪を。
全部。
ya「あんた…何者だよ…」
震える声でそう尋ねる。
noさんはただ綺麗な微笑を浮かべていた。
〜〜〜
今だって…この人が何を考えているのかわからない。
カメラ仕掛けてたのに怒らないとか…どうなってんだよ。
普通嫌だろ。
自分の生活をずっと監視されてたかもしれないってなったら。
no「なんでそんなことをしてたんです?シェアハウスのルールにありましたよね。互いに事情は詮索しすぎないって」
ya「…事情を知っても他言無用なら問題ないだろ」
no「…まあ確かに」
noさんはくすりと笑う。
ほんと…掴みどころがない。
ya「第一何一つ素性の知れないやつらと仲良く生活しなさいっていう方が無理あるだろ」
no「それは確かにそうですね」
ya「それに…俺以外みんなポスター見て応募してきたんでしょ?」
no「ああ、はい。そうですね」
ya「…」
俺は…ずっとこのことが引っかかっていた。
俺はてっきり全員俺と同じようにnoさんが自ら招集した人たちだと思っていた。
だけど話を聞けばみんなポスターを見て自らの意思で応募したと言う。
…なんで俺だけ?
俺だけnoさんに直接誘われた?
…なんで。
no「yaくんってほんと警戒心強いですよね〜。同じ訳アリ仲間なんですからそんな警戒しなくてもいいのに…」
ya「訳アリだからこそ警戒するんだろ。仮に犯罪者とかでもいたらどうすんだ」
no「…それ、君が言えたことですか?」
ya「っ…」
noさんの一言に言葉が詰まる。
それは…何も言い返せない。
no「それじゃあ聞きますけど、そんな犯罪者、ここにいましたか?」
ya「…いなかった」
流石に深く情報を探りすぎるのは良心が痛み、軽くしか探っていないが、犯罪を犯した過去を待つものはいなかった。
どちらかと言えば…いや、やめておこう。
ya「…ただ、ほんとにみんな訳アリなんだなって…思わされた」
no「そりゃそうでしょう。なんたってここは訳アリシェアハウスなんでね」
noさんはそう言って微笑を浮かべる。
ya「…あんたは?」
no「え?」
ya「あんたは…どんな事情を抱えてんだよ」
no「…どう言う意味です?」
笑顔を崩さずnoさんは問う。
ya「あんたは…あんただけはどれだけ調べてもそんな訳アリって言えるほどの過去を見つけられなかった。あんたにはほんとに…訳アリって言えるような事情を抱えてんのか?」
no「…」
noさんは答えない。
ya「そもそも俺だけ直接誘いにきたのはなんだったんだよ!それもあんたの事情に関係してたりするのか!?答えろ!」
ガッとnoさんの襟元を掴む。
しかし、noさんは表情を変えることなく、そっと俺の手を掴み、自身の襟元から離させる。
no「…どうでしょうね?」
挑発的なその笑みに苛立ちが増す。
no「僕の事情に自分が関係してると思うなら、僕の過去を知る前に、まず自分の過去を振り返るべきなんじゃないですか?」
ya「…っ」
俺の…過去?
no「何かヒントが得られるかもですよ?」
…この人の言うとおりにするのは癪に障るが…言ってることは確かに正しい。
俺は反芻する。
自身の…過去を。
続く
コメント
2件
ゆあんくんとなお兄、過去に何かあったのかな?🤔なお兄も複雑そうだし…続きが気になりすぎる!