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学パロ(めちゃつえー全員同級生)
地雷cpが無い人のみどうぞ。(基本rtttメイン想定でかいてます)
放課後の屋上にリトは呼び出された。
「よっ、テツ。話って何だ?」
「ぁ、えーっと…来てくれてありがとう。今日は…その……」
リトが屋上につき声をかけるとイッテツは慌てた様子で迎え入れた。 それから目線を左や右に移動させながら言葉を発する。
「僕、リトくんの事好き…で……だから、その…」
「僕と付き_」
「いいよ」
告白が終わる間もなく返事の言葉が耳に入り思わず困惑する。でも冗談では無いようで、へにゃりと笑うリトが目の前にいた。
「え?」
「俺もテツの事好きだから、いいよ。付き合おうぜ」
「え”え”?!?!」
「はっ笑驚きすぎだろ笑」
まさかこんなにもすぐ返事がもらえると思っていなかったのでまだ現実を受け入れられなかった。
そんな様子を見てリトは楽しそうに笑う。
「えっ、、じゃ…じゃあよろしく、ね?リトくん…」
「うん、よろしくな」
それからイッテツはリトの事をチラチラと見た。それにリトは気づいて不思議に思う。
「ん?どした」
「ぇ、えっと…」
何か言いたげなイッテツに近づくと、リトの服を掴んだ。
「キス、しない?///」
「!…」
リトはその言葉に驚きつつも、そういえばコイツ意外と積極的な所あるんだよな。と思いながらイッテツの顎をくいっと持つとそのままチュ、と軽くキスをした。
「ん、、、これで俺のファーストキスはテツに取られちまったな笑」
リトはニヤリとイッテツに笑いかける。
「ッ………///」
「じゃ、じゃあね!」
イッテツは恥ずかしさのあまりその場を離れた。
「付き合ったばっかなのに帰るのかよ 」
「…コココッ笑。相変わらずおもしれーやつ笑笑」
「はぁッ、…はぁっ…」
イッテツは走っていた。 いつもは家まで歩いて帰るのだが、リトの返事を脳内で再生してはニヤニヤと笑う。嬉しくて嬉しくて、更に足を加速させた。
ピコンッ
ふと通知が鳴り確認すると
「今から家来ません?」
という、ほしるべからの遊びのお誘いだった。
ほしるべは昔からの幼馴染で家が近く、学校帰りなどによく遊ぶのだ。
「えへへ、自慢しちゃお」
「いらっしゃいませ~」
「お邪魔しまーす」
見慣れた玄関で靴をぽいぽいっと脱ぐ。
小さい頃からよく訪れている家なのでイッテツもかなり気を許していた。
「今日は来るの早かったですね?」
「え?あー、それはねぇ……へへ、」
「あ。あとお菓子食べます?」
「食べる!」
ほしるべはそう言ってチョコレートのお菓子を持ってきてくれた。みるからに高価なものだ。
「え、いいの?」
「いいですよ。どうせ食べるの俺だけなんで」
そうしてほしるべはチョコレートのお菓子を1つつまんでイッテツの口元に運んだ。
「はい、あーん」
「あー__…」
パクリ。と口に入れると程よく苦い味が口の中で広がる。今まで食べたチョコの中でもかなり美味しい。
「んん〜美味しい!」
「なら良かったです」
うめぇうめぇと食べるイッテツを見てほしるべはニコニコと笑った。それからチョコを飲み込んだことを確認すると、ほしるべは妙に嬉しそうなイッテツに探りを入れる。
「何かいいことあったんですか?」
「…うん、実はね!」
「リトくんに告白したんだぁ」
「ついに告白したんですか?!」
えへへと照れ臭そうに笑いながら告白したことを伝えると、ほしるべは大声を上げて驚いた。
というのも、前からよくリトのことが好きだとか、どうしたら自然に接せられるとか、相談を受けていた。
そして今日いきなり告白した。なんて言われたのだ。
「イッテツって意外と積極的ですよね。まぁそういう所嫌いじゃないですけど」
「えへ、そう?」
それからゲームをする流れになった。
「うわー、また負けたぁ」
「イッテツ弱いですもんね〜」
中々対戦に勝てないイッテツは休憩がてら
先程のチョコに手を伸ばした。
「もう一個チョコ貰っちゃお〜♪」
「どうぞどうぞ」
包み紙を開けて口にチョコを放り投げた。やはり甘いものは良いなとしみじみ思う。
「ねぇ、」
「むぐ……ゴクンッ………何?」
ほしるべはイッテツがチョコを飲み込み終わった事を確認するとコントローラーを床に置いて顔を近づけた。
「キス、しましょうよ」
「………えー、、、今チョコ食べたばっかだしぃ…_」
「まぁいいじゃないですか」
渋るイッテツなんて気にも止めず、ほしるべはキスを始めた。
「ぁ、ちょ__んッ……ふ、、」
「っん、、ふ………んん」
「ぷはッ………ふふ。甘い♡」
「もぅ、当たり前じゃん。チョコ食べたばっかなんだから」
呆れるイッテツを見てほしるべは目を細めて笑った。 そして今度はイッテツと軽く唇を触れさせると、試すような口ぶりで問う。
「俺達ずっと友達ですよね?」
キョトンとしながらイッテツはその質問に答える。
「え?何急に。当たり前じゃん。僕達親友だよ?」
「…………あは。あははっ!笑良かったぁ」
イッテツの言葉にほしるべは安心し、ぎゅっと抱きしめた。イッテツもなんだか嬉しくなり抱きしめ返す。
ほしるべが持つとても重たい感情なんて知らないで。
次の日の昼休み。イッテツは昼ご飯を持ちながらマナとライのいる教室へ足早に向かった。
2人はすでに昼ご飯をテーブルの上に広げているようで、こちらに気づくと何故かニヤニヤと表情を変えた。
「2人ともー!___って、何?汗」
「いやいや、聞きたいことが山ほどあるからなぁ?ライ?」
「そうそう、リトの話とかリトとの話とかね?」
情報の伝達、恋のことなら尚更この2人の耳にはすぐに届くらしい。
「で、どうなったん??」
「えっと、、、オッケー貰、、いました!///」
「「おおぉ!!」」
照れながらも結果を伝えると2人はヒューヒューと口をとんがらせながらたくさんの拍手を送ってくれた。
「で、まぁそんなテツの恋人だけど…今日は運動部の助っ人で昼いないんだよね」
「あ、そうなんだ?」
「タイミング悪いわほんまに〜…」
昨日返事を貰ってから連絡でやり取りはしたものの直接の会話はまだ出来ていなかったので少し寂しい。と思いつつも顔を見たらまた照れて逃げ出したくなりそうなので少し安心した。
「あれ?他のみんなは?」
「ロウはウェンが購買行くからついてきてって言われて強引に連れてかれとったよ笑」
「カゲツは屋上で寝てるってさ」
「へ〜、そっかぁ」
最近ロウくんはウェンくんにおもちゃにされてるからなぁ笑。てことはるべくんもロウくんといるのかな。何気にあの2人仲いいし。カゲツくんは…眠くなっちゃったのかなぁ。
イッテツはぼんやりとみんなのことを考えながらパンを頬張った。
「それでさ。リトとのことだけど__」
「イッテツ〜」
ライがイッテツの告白についてもっと話を聞き出そうとした時、ほしるべが現れた。
「あ、るべくん…」
椅子に座っていたイッテツが真上に顔を上げるとほしるべと目が合った。上から顔を覗かれた状態になり、ほしるべの長い髪が当たって少しくすぐったい。
「てっきりロウくん達といるかと思っ_ちゅ、…んむっ」
「ぁ、むんんっ、………」
「___プハッ………やめてよ〜、
びっくりしたじゃん‥」
「リトが試合するそうなので一緒に見に行きません?」
短いキスが終わるとほしるべはイッテツの手を握って試合を見ないかと提案してきた。どうやら助っ人として出る前の練習試合をするらしい。
「え!見に行きたい!!」
彼氏のかっこいい姿が見れるチャンスを逃すわけには行かない、とイッテツは椅子からガタリと勢い良く立ち上がった。
「2人共!じゃあ僕見てくるね!るべくん、行くよ!!」
「はい、行きましょう」
そしてほしるべの手を引っ張り嵐のようにイッテツは走り去った。そしてイッテツとほしるべが去ると、残された2人はポカンと固まっていた。
「…………なぁ、ライ」
「うん。多分俺もマナと同じこと考えてる」
「俺がおかしいんかな?今テツとるべ…キスしとったよな?」
「だよね、しかも思いっきり舌入ってたし!!」
「どういうことやねん??!」
イッテツとほしるべの関係がなんなのか怪しく思い始めた2人だった。
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続きます