ーーー店長の家ーーー
青「いやぁ!本当に美味しかった!」
橙「食べすぎやろ……」
青「お腹膨れちゃった」
咲(妻)「今日泊まれるなら泊まっちゃえば?親御さんの許可を得たらだけど」
青「え!いいんですか?」
咲(妻)「えぇ、1人だと寂しいもの」
桃「っ……」
咲(妻)「桃ちゃんのせいじゃないの、あいつが悪いんだから」
橙「泊まろうや、桃ちゃん」
桃「うん」
青「許可もらいました!」
咲(妻)「橙くんは?」
橙「俺、一人暮らしなんで」
咲(妻)「なら、大丈夫ね」
橙「はい」
咲(妻)「私、部屋にいるから、何かあったら呼んでね」
青「はーい」
桃「……」
橙「桃?大丈夫か?」
桃「うん」
青「なんか修学旅行みたいだね!」
桃「…修学旅行?」
青「そう!みんなでお泊まりとかさ!学校の行事ぐらいしかなかなか無いでしょ?」
橙「せやなぁ」
桃「へぇ、そうなんだ」
青「あっ…ごめん……」
桃「いいよ、学校の話聞かせて、何があるの?」
橙「文化祭とかあるなぁ」
桃「ぶんかさい」
青「クラスのみんなと一緒に出し物するんだよ、食べ物作って売ったりとか、劇を発表したりとかね」
桃「楽しそうだな」
青「すっごい楽しいよ!桃くんもおいでよ!」
桃「えっ……?」
橙「せや!来月文化祭あるんよ!みんなとも会えるし俺らの学校来てみいひん?」
桃「……行けるのか?俺……」
青「うん、その日は外部の人も学校の中に入れるんだ!招待しなきゃ行けないけど、橙くんが招待してくれるだろうし」
橙「任せとき!」
桃「学校か……」
橙「小学生以来……やな」
桃「うん」
青「……来てくれる?」
桃「行って……みようかな」
橙「大丈夫なん?」
桃「橙達が一緒にいてくれるなら……大丈夫」
橙「おう、一緒にいるで。でも俺たち先に学校行くから1人で来る事になるで?大丈夫?」
青「店長さん達も招待しようよ」
橙「おぉ!ええな!それなら3人で来れるしな!」
桃「いいの?他に誘う人とかいないの?」
青「ふふーん、1人5人まで招待できるのだ!」
桃「へぇ、そうなんだ」
橙「だから大丈夫!」
桃「……楽しみ」
青「一緒に楽しもうね!」
桃「うん」
橙「そろそろ寝るかぁ」
青「川の字で寝ようよ」
橙「桃ちゃん真ん中で寝る?」
桃「かわのじ?」
青「川って漢字があるでしょ?3人家族で寝るとその漢字に似てるから、川の字で寝よってよく言うんだよ」
桃「家族で……」
橙「家族だけやないで、友達でもええし、恋人でもええんやで?」ニコッ
桃「……っ////」
青「はーい、二人の世界入らないでくださーい。僕いるんで」
橙「布団くっつけんと」
青「よし!寝よ!」
橙「ほら、桃ちゃん!真ん中来て!」
桃「う、うん」
(3人で寝る)
橙「ちょっ、青!桃ちゃんからもっと離れろ!」
青「えぇー?布団から出ちゃうじゃん!」
桃「………」
これが川の字……
橙「離れろや!」
青「無理〜!」
桃「クスッ…」
青「あはは!楽しくて寝れないかもー」
橙「そう言っとって先に寝るんやろ!」
青「えぇ?寝ないしー?」
橙「絶対寝るやん」
桃「……」
暖かい……一緒に寝ると…こんなに暖かいんだ
青「寝ないし、僕が一番最初に寝なかったら、なんか奢ってよね!」
橙「あぁ、ええで?絶対1番やろ!」
桃「………」
青「そんな事ないし!ね?桃くん!」
桃「………」
橙「桃?」
桃「……スー……スー……」
橙「え、寝とるん?こんなにうるさかったんに?」
青「でも……すごい安心そうに寝てる」
橙「そうやな」
青「良かったね…店長さん戻ってきて」
橙「あぁ…ほんまに」
青「僕も……手伝うからさ…桃くんの事幸せにしようね」
橙「当たり前や、なんなら俺一人で充分やよ」
青「ははっ、そうかも」
橙「でもきっと、青もいた方が楽しいかもな」
青「楽しませるよ!僕は!だから橙くんは幸せ担当ね!」
橙「おう、ありがとうな、青……色々と…」
青「何言ってんの!親友でしょ!?そのぐらい当たり前だし……僕も桃くんに協力して橙くんの事傷付けちゃったからさ……ごめんね」
橙「全然ええよ、結果オーライやろ」
青「そうだね」
コメント
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お泊まり楽しそ〜♪✨ みんなで桃くんを幸せにしよう(๑•̀ㅂ•́)و✧