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※ご本人様とは一切関係ありません
💛 「はぁ…新学期…友達なんてできるのかなぁ…」
今日は入学式。僕は憂鬱な気分で足取りを進める。
中学ではいじめられたり、変な奴だと思われて避けられたりして友達が少なかった。
でもそんな数少ない友達たちとも離れて一人、別の高校に進んだ僕は自分に友達ができるとは到底思えなかった。
💛「良いもん…友達なんかできなくたって…僕には部活があるから…」
諦めの溜息を吐きながら教室に入る。
何人かの生徒はすでに固まって喋っている。
ふざけている男子達のグループ。キャーキャー言っている女子達のグループ。
どれも僕には縁の無いものだ。
💛「僕の席…ここか。」
教室の真ん中の方の席。四方向に人がいるのは憂鬱だけど、目立たない席で良かった。
その時ガラリと教室のドアが開いた。
💛「おぉ…」
結構なイケメン。しかもシュッと細くて、背も高い。
💛「すげぇ…」
あれはモテるだろうな。
あっという間に陽キャ軍団に取り囲まれた彼は、見えなくなってしまった。
💛「まぁ、陽キャと陰キャじゃ住む世界が違うもんね…」
友達になれるところなんて想像もつかない。
僕は席についた。
初小説。
コメント
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えまってすき応援してる黄色さん 🖐🏻🌟