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『ほんとはね…』

ご本人には関係ありません

関連付けしないようにお願いします

死ネタ

らだお×成瀬

付き合ってます

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

医者:あなたにはあと10日しかありません

らだお:そう…ですか

らだお:…………

医者:………………。

らだお:ありがとうございました

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

俺もうすぐ死ぬんだ

まぁ、悔いは無いよ

成瀬に伝えないとだね…

らだお:ねぇ、なるせ

なるせ:なに?はやく話して

なるせには幸せになって欲しいからやっぱり言わないでおこう

どうせ俺の話は興味なさそうだしね

らだお:やっぱなんでもない

らだお:ごめんね

なるせ:こんなことで時間使わせんなよ

らだお:うん、ごめん

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

いつからだろうか

なるせが俺に興味を示さなくなったのは

昔はあんなに愛してくれたのに

今は俺と話しているより猫マンゴーと話していた方が楽しそうだ

これだけは話さないとって思ってたのに…

まぁ、なるせにはマンゴーがいるから大丈夫だよね。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

数日後

また、マンゴーといる

らだお:なるせ

なるせ:なに?

らだお:別れよっか

なるせ:…は?

らだお:幸せになってね

なるせ:まッッ

涙が止まらない。なるせがなにか喋っているが聞こえない。聞きたくない

これで良かったんだ

最初から俺の片思いだったんだ

無理に付き合わせてごめんね

それでも俺は幸せだったよ

幸せになってね

『………………。』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

マンゴーと会話していた時、らだおがやって来て何かと思ったら別れようって言われた

理解ができないしたくもない

俺が別れる理由を聞く前にらだおは走って行ってしまった

なるせ:俺どうしよう

マンゴー:大丈夫、いっかい落ち着こう

なるせ:……俺、悪いことしちゃったな

なるせ:俺に別れを告げた時、らだお辛そうだった

マンゴー:……なるせ、らだおのこと知らないの?

なるせ:なんのこと…?

マンゴー:らだお、もうすぐ死んじゃうんだよ

なるせ:は?

らだおが、死ぬ……?

どうして

マンゴー:ほんとになんも知らなかったんだ

マンゴー:なるせ最低だよ

マンゴー:1番らだおのことを知っとくべき人はなるせなんじゃないの

なるせ:ごめんらだお


俺が自分の過ちに気づいて謝ろうとしていた時にはもう既に彼はいなかった

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

お葬式の日

棺桶からみるらだおの顔はとても綺麗だった

こんな俺がらだおの最初で最後の彼氏で良かったんだろうか

俺はずっとらだおに酷いことしてたのにらだおはずっと笑顔で優しくて……

ごめんなさい

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

警察署に帰ってくるとらだおの個人ロッカーが空いていた

興味本位で覗いて見た

そこには、俺との記念日写真、俺があげた香水、車の鍵が置いてあった

その中には手紙とプレゼントボックスが

なるせへと書いてあった

俺はその手紙を読みながら号泣した

こんな酷いことした俺の事を悪く言わず最後まで愛してくれたなんて

プレゼントの中身はピンクの宝石がついた指輪と青色の宝石がついた指輪があった

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

らだおが空に行ってから数ヶ月がたった

俺は毎月、彼のお墓に来ている

今日は記念日だからね、お花と彼の大好物の唐揚げを置いて最後に指輪を置いた

俺の薬指には青色の宝石がついた指輪が

風が強く吹く

???:なるせ

俺は名前を呼ばれた方に振り向く

なるせ:らだ…お?

らだお:なるせ、指輪ありがとう

そういったらだおの手には俺があげた指輪が着いていた

なるせ:ずっとお前に謝りたかった

なるせ:ごめん

らだお:怒ってないし、許すよ

らだお:あ、もう行かないと

なるせ:らだお、愛してる

らだお:ふふ、俺も愛してるよ

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