月夜星下の鳴く頃に

 とある異世界から迷い込んだ一人の青年は、そこで様々な事件に巻き込まれることになります。 しかしその世界の謎が明かされるにつれ、彼は「これは自分の知っている物語と違うのではないか」という疑問を抱き始めます。 そう、彼のいた世界で起きた出来事とは、まったく違う展開になっているのです。 そして青年は知ることになるのです。自身の存在意義に関わることを知ることになるでしょう。 主人公の名は――  悪役令嬢ってなんだよ(哲学) - 2,【2】 - んんん？？？？？なんで？？？なんで悪役令嬢なの？？？？ - ハーは混乱した。  どうしてこうなった。確かに『悪役令嬢モノ』ではあるけど！！なんか世界観違くない！？え？？こんな殺伐とした感じじゃなかったよね？？てか今気付いたけどこれ剣とか杖とか持ってるんだけど？！えっ何？魔法とかそういうの使えたりしちゃう感じですか……？いや使えるならそれでいいんだよ！むしろファンタジーっぽいやつ来たよ！！！って感じだけどさぁ！！！！世界観間違えてませんかねこの物語！？！？  悪役令嬢として召喚された私ですが……さてどうなるんでしょうね(遠い目)  ヒロインひとりだけを病ませればいいのかそれとも全員ヤンデレ化すればいいのかもう分かんないですねコレ！どうしろと…っあそっかぁ～みんなヤンデレになるってことはみんな幸せにしなきゃ行けないんですね(悟りの目) 私がみんなの幸せを目指すしか無いじゃない！(使命感) ～ゲーム開始前～「あなた、お名前は？」「リリアーナです。よろしくお願いしますわ！」