この作品はいかがでしたか?
422
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許しをもらいたくて、この2日間がむしゃらに生きてきた
こんな事初めてで少し腹痛がする…
でも、俺ならできる…はず…
(ソ連目線)
………
……………
……
あ…
俺は起きてすぐ時計を見る
しくじった…
寝坊だ
珍しく俺は寝坊をしてしまった
昨日はそこまで大したことはしていないが、何故か体がかなり疲れていたらしい
変だな…
階段を降りる
いつもより遅く起きて日差しが強い
窓を開けながら進む
久しぶりにまじまじと空を眺めた
雲の形
いろんな形をしている
今日は雲の流れが早いように感じた
そしていつも通り洗面台に…
そう思っていたが、俺は気づいたらスマホを見ていた
アメリカから来てる…
6時50分か…
俺よりだいぶ前にアイツが起きていることが少し不快だ
急いで返信をする
[アメリカ 今日何時から来ていいんだい?]
[ソ連 9時]
[アメリカ OK!]
返信早すぎだろ怖
まぁ、良い……
今日か…
アイツがこの家に来るの
初めてだよな
何故だか緊張で少し腹痛がする
緊張か……
本当に俺おかしくなったよな…
「はぁ……」
ため息をつきつつ、俺は洗面台へと向かう
いつも通り顔を洗って歯を磨いた
服を着替える
何の服がいいかわからなかったから適当に黒い長袖のシャツに少し緩めのズボンにした
シャツか…久しぶりに来た気がする
前までは当たり前だったのに、何故か今更首元がかなり開いている事に少し驚いた
そんなことをしているともうアメリカが来る時間だ
俺は急いで髪を束ねた
〈ピンポーン
インターホンが鳴る
「はぁい…」
寝起きすぎて少しふわっとした返事になってしまった…
『ソ連おはー!てか、寝起き?』
「ち…違う!」
『アー…ズボシカー』(ボソッと
「とりあえず入れ」
『お邪魔しまーす』
初めてこいつを家に入れるんだと再度理解した
複雑な心はなかった
何故か…
ただただその行動が
嬉しかった
(アメリカ目線)
ついに来てしまった…ソ連の家に
てか、庭広すぎん?家デカすぎん?
えっ、一人暮らしですか?本当に
とりあえずお邪魔する
てか、ポニテかわよ
来てすぐに尊さに○されるところだったんだが?
そして、首元開きすぎだろ
うわ、背中も開きまくってる…
肌きれー…めっちゃんこ輝いてる
…
ソ連のうなじ初めて見たわ
綺麗すぎる
いや、考えてる事変態かよ
まじごめんソ連……
『ん…先行け』
ソ連が玄関のドアを開ける
デカすぎだろドア
何メートルくらい?
190センチ超えの俺よりデカいんだけど?
てか、俺がドアを開けてソ連を先に行かせたい
「お邪魔します…」
いそいそとソ連の家の中に入る
えっ、豪邸?
天窓多すぎ
シャンデリアあるやん
リビング広
テレビデカ スクリーンかよ
ソファも何人座れんだよこれ
ロウソク立てとかあるしさぁ?
天井高いし
なんか植物置いてあるし
デケェ木が家の中に植えられてるし
チラッとしか見てないけど洗面台デカ
なんか収納場所めっちゃあるし
風呂場も広すぎだし…
トイレちゃんとバラだし
まぁ、それよりくっそ整理整頓がされている
綺麗すぎんだろ
綺麗超えて美しいわ 輝いて見える 眩しっ
これはマジでサングラス必須 ナイス俺
『何をキョロキョロしている キモいな…』
「ヴ…スミマセン…」
キモいって言われた…
辛…
仕方ないか…
『お前はソファにでも座っておけ 紅茶とコーヒーとココアとミルクティーどれが良い』
「じゃ…じゃあ、コーヒーで…」
『分かった』
お湯を入れる音とともにコーヒー豆の香ばしい匂いが鼻をくすぐった
俺は元々あんまコーヒー飲まない方だったんだけど、なんかリラックスできるもんないかなーて探してたら、ブラジルに勧められた
アイツこんなもん飲んでんだなーとか思いながら飲んでたら結構美味くてハマった
時々今も飲んでる
カフェインが結構入ってるらしいから、飲む回数を減らすようにしてる
ま、コーヒーなくても俺はコーラ飲めてればいいからなー
『出来たぞ』
「ありがとうございます…」
なんか今日の俺硬い気が…
よほど自分が緊張してる事に今気付いた
マジかー…ちゃんと言えっかな
「んで…今日来た理由なんだけどさ…」
『…』
黙ってこっち見てくる…
こわぁ…
超不安なんですけども?
どうしよう…
まぁ、頑張るしか無いっ!
頑張れ俺!負けるなああ!!
あ…また来た
昨日の疑問
なんか来るまで何回も浮かんできた
「許されてどうすんの?」って……
どうしようね…
まだ分かんないや
続く
コメント
2件
ソ連の家スゲェな、、遊び行きてえ(( アメリカ頑張ッッッッ! 次回も楽しみにしてるぜ★
アメリカ頑張れぇぇぇぇ!