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けちゃside

私立アンプ高校

ここで新米教師としての新しい人生が始まる…はずだった


ま『あ、けちゃせんせー!』

け『げっ…』

ま『げっ、って酷くない??』


ここに就職して3ヶ月

そう、こいつまぜたのせいで僕の教師生活は終わろうとしていた


け『…今日はなに?』

ま『えー、冷たいなぁ…まぁ、そんなけちゃせんせいもかわいいけど♡ あ、ねぇ!俺と付きあうか考えてくれた?』

け『はぁ…まぜたくん…』

ま『ん、なーに?』

け『あのねぇ…先生に対して口説くな、あと付き合いません!それに敬語を使いなさいっていつも言ってるでしょ!』

ま『あはっ、怒ってる顔もかわいいね♡』

け『だーかーらー!!』


キーンコーンカーンコーン


ま『あ、やべっ!じゃ、せんせ後でね!』

け『あ、ちょっ!!』


ちょうどいいタイミングでチャイムが鳴る

まぜたくんは早足で自分の教室に帰って行った

そう、僕が今、頭を悩ませてる問題児ことまぜたくんは毎日毎日飽きずに僕に告白してくるのだ

何しても効かないこいつに頭を抱えていた


?『今日もモテモテですね、けちゃせんせ?笑』

け『…あき先生』

あき『いやぁ、大変だねぇ笑』

け『なんか、面白がってない?』

あき『別にぃ??』


ふと、後ろを振り返るとニヤニヤ顔のあき先生ことあっきぃに絡まれる

僕と同じように職員室に帰るんだろう


あき『毎度毎度飽きないよね、まぜたくんは』

け『いい加減、諦めて欲しいんですけどね』

あき『まぁまぁ!でもけちゃ先生を好きになるなんて彼、分かってるなぁ』

け『どういうことです?』

あき『あー、けちゃ先生は知らなくていいよ』


あき先生の言葉に頭にハテナが浮かぶ

どういうことか聞こうと思ったがめんどくさくて、まぁいいやなんて思いながら2人で職員室に帰った



まぜたside

学校なんてめんどくさいって思ってた

勉強だって満点で余裕だし、スポーツでもなにもかも簡単すぎて正直つまらない

サボっても誰からも言われることもない

そう、先生に会うまでは


け『初めまして、今日からここのクラスの英語の担当になります!けちゃ先生って呼んでくださいね』


初めて会った時、綺麗な人だなぁって思った

表情がコロコロと変わるのがおもしろくてかわいくて、何故かそれだけで愛おしく思えた

いわゆる一目惚れだろう

綺麗な顔も緑色の瞳もシュッとした手や少しふっくらとしてるすべすべな体もピンクで長い髪も

初めて先生を俺のものにしたいって思った

それが好きって確信が変わった日から俺は毎日毎日けちゃ先生に告白しにいった


ま『けちゃ、せんせー!!好き、俺と付き合おうよ?』


次の日も


ま『けちゃせんせ、大好き♡』


次の日も


ま『せんせ、すーき!絶対幸せにするからさ、そろそろ付きあってよ』


次の日も次の日も次の日も

でも、決してけちゃ先生が俺に振り向いてくれることはなかった

放課後、頭を机に突っ伏してどうしたらいい振り向いてくれるのか考える

考えれば考える程、頭がぐちゃぐちゃになる


ま『…けちゃせんせ、俺、結構本気なんだけどなぁ…笑』

?『…まぜたん、悩み事?』

ま『?…ちぐ?』

ち『うん、にゃむち!』

?『ちなみに俺らもいるで/ぞ!』

ま『あっと、ぷり…』


顔を上げると、幼なじみのちぐさ、あっと、

ぷりっつの3人が立っていた

3人は心配そうに俺を見つめる


ぷり『元気ないやん、どしたん?』

ま『…好きな人出来たけど振り向いて貰えない』

あと『あーね。だから最近、珍しく毎日来てたんだ』

ま『…うるせぇ』

ち『ねぇねぇ!!どんな人、どんな人!!』

ま『…英語のけちゃせんせ』

ぷり『え、あの先生!?意外やわー!』

ち『ねー、美人だって有名だよねー!!』

ま『…お前らは俺が気持ち悪くねぇの?』

あと『気持ち悪いわけなんてないだろ。何年一緒にいると思ってんだよ』


あっとの言葉にうんうんとふたりが頷く


ち『…で、まぜたんはどうして悩んでるの?』

ま『ん、実は…』


3人に好きって確信した日から俺がけちゃ先生に毎日告白してること

どうしたら、先生に振り向いて貰えるのかを考えていることを話した


ぷり『んー、難しい話やなぁ…』

あと『振り向いて貰える方法かぁ…』

ち『んぬぬっ…』


3人はうーんと効果音がつきそうなくらい考えてくれる


ち『んー…あ!!』

ま『?』


なにかを思いついたのか、ちぐさが耳元でごにょごにょと話す


ま『…それ、いいかも』

ぷり『よし、でかしたぞ!ちぐ!』

ち『えへへのへ〜』

ま『明日から早速挑戦してみる』

あと『がんばれよ、俺たちは応援してる!』

ま『ありがと、3人とも』


3人から応援を貰い、別れる

ふっと一息つき、両頬を叩く

3人が考えてくれた作戦に明日からどうするのかを練りながら家に帰った

先生、振り向いてくれないの?

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雑談なのだのコメントでもらったのでお話にしました! 先生(けちゃ)×生徒(まぜた)です! よろしくです👊✨️

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